比叡山延暦寺の口コミ一覧（５〜６点）

京福の比叡山線で右側の終点八瀬へ、
ケーブルで山頂の八瀬遊園に登り、
その足で延暦寺を散策する。

寺の施設は神が宿る山全体に広がる。
杉木立が高くそびえ太陽光がうっすら届く山中は、
幻想的で荘厳、
苦行僧の格好の修行場となる。
清冽なその雰囲気に触れるだけで有意義だ。

延暦寺では、12年籠山行や千日回峯行が行なわれる。
こんな厳しい寒さの何も無いところで
古人はどんな思いで修行に打ち込むのだろう。
衆生の私には良く分からない。

最澄が天台宗を開いたのは平安の昔。
そのときから油を継ぎ足し消さなかった灯があるそうだ。
油断の語源とのこと。

当時、ライバルは空海の真言宗。
２つの共通点は密教、山岳信仰の影響を強く受ける。
古代から、熊野の修験者は、
法螺貝を手に永々と山々を歩き、滝に打たれ、崖を上り、絶壁を逆さに下をのぞきこむ。
昔の高僧は崖に吊るされ骸骨になってもカタカタお経を読んだそうだ。
自分を痛め極限状態になると、天界への入り口が見えるのだろうか。

最澄の思想は「一向大乗」、全ての人が悟りを開く
というもの。その世界が曼荼羅図に表わされる。
各僧はお経を唱えながらグルグル回ったのだろうか。
１日の観光でその本質に触れるのはとても無理だった。
最澄や空海が悟ったものとはどういう内容だろうか。
今は、ドライブウエイができ、アクセスは格段に良い。車で１００周でもすればご利益があるだろう。

修学旅行で行きました。
中に入り、正座してありがたいお話を聞きました。
この後に、もうどの学校もないからと30分間話は続きました。
かなり寒く、話もほとんど耳に入ってませんでした。
中学生だったので、ほとんどの人が理解してなかった
気がします。