水木しげるロードとは、日本の鳥取県境港市に整備された商店街の名称。
観光対応型商店街であり、漫画家・水木しげるが描く妖怪の世界観をテーマとした観光名所として広く知られていますが、観光だけでなく正規の日本の妖怪像として文化的価値も評価されています。
境港駅から本町アーケードまでの全長約800メートルの間に、代表作『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターを中心とした、日本各地の妖怪たちをモチーフとした銅像など多数のオブジェが設置されています。
境港市が、市民から親しまれるコミュニティ道路にしようと、全市一体となって整備しました。
同市出身の漫画家水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する鬼太郎やねずみ男などの妖怪たちのオブジェ、絵タイル、モニュメントなどを歩道に設置し、「水木しげるロード」と名付けました。
JR境港駅前から延びる駅前通り商店街の歩道には100体を超す妖怪たちの銅像が設置されています。この奇抜な発想が反響をよび、マスコミなどにも取り上げられ、全国的に知られるようになり、観光スポットとして各地から多くの観光客を集めるようになりました。
また、この人気にあやかり、妖怪のオブジェのほかにも「妖怪神社」や「妖怪ポスト」ができました。
さらにJR境港線ではゲゲゲの鬼太郎のイラストの入ったラッピング列車が走るまでになり、水木しげるロードの人気を後押しした形です。
私がここを訪問して最も驚いたのは、「妖怪」というコンセプトを町全体がリスペクトし、しかもユーモアをもって体現しているということです。
テーマパークを表現した観光地では、そのテーマに沿った建物やオブジェがあり、それに便乗した形でお土産などの商業施設が有るというのが一般的です。
でもこちらでは、街路樹や案内図など全体で妖怪の世界観を表現したり、観光に直接関係している商店街のお店だけでなく、交番や銀行のATM施設など地元の住人に関係ある施設まで、その世界観を表現しています。
キャラクターを使った商店街活性化(地域おこし、まちづくり)の成功例であり、シャッター通りであった商店街の空き店舗に新規出店があるなどの好影響を生んでおり、その取り組みは商店街・地域活性化のモデルケースとして注目されているということですが、実際に訪れて、その評価を実感できるとともに、隠れた努力も相当なものだろうとも思いました。
所在地 鳥取県境港市本町(JR境港駅周辺) TEL 0859-47-0121
アクセス JR境港駅より徒歩すぐ