天龍寺は、京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町に位置する、臨済宗天龍寺派の大本山であり、嵐山エリアの代表的な観光名所の一つです。
天龍寺は、足利尊氏によって創建され、その歴史的な価値と美しい庭園から、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
天龍寺の歴史は1339年、室町幕府の初代将軍である足利尊氏が、後醍醐天皇の菩提を弔うために創建しました。
天龍寺は京都五山の中でも最高位に位置づけられており、日本の禅寺の中でも非常に高い格式を誇ります。
創建当時は盛大な寺院でしたが、度重なる火災や戦乱で何度も焼失しました。そのたびに再建され、現在の建物は明治時代に再建されたものです。
天龍寺の一番の見どころはやはり曹源池庭園でしょう。
この庭園は夢窓疎石(むそうそせき)が作庭した日本庭園の傑作で、鎌倉時代末期の美意識を今に伝えています。
借景として嵐山や亀山を取り入れた池泉回遊式庭園は、四季折々の風景を楽しむことができ、特に紅葉や桜の季節には美しい景観が広がります。
実は私自身天龍寺を訪問するのは2回目で、先回は紅葉シーズンに訪れその素晴らしい風景を体験しました。
そして今回、五山送り火を見学に来たついでといっては失礼ですが、紅葉が美しければ青もみじも美しいだろうと思い、夏のこの時期に訪れたという訳です。
実際訪れてみて、青もみじの美しさは想像通り。
しかしさすがは天龍寺。
先回は紅葉シーズンで賑わっていましたが、今回は夏だから参拝者も少ないだろうと思っていたのですが、秋同様の賑わいでした。さすがは嵐山を代表する歴史遺産だと思いました。
その他の見所としては、法堂があります。
天龍寺の法堂には、江戸時代の画家、加山又造(かやままたぞう)による「雲龍図」が描かれています。この天井画の龍は、どの方向から見てもこちらを睨んでいるように見える「八方睨みの龍」として有名です。
実は今回はこの「雲龍図」の貴重な特別公開期間だったのですが、残念ながらスケジュールの都合で見ることが出来ませんでした。
また多宝殿では寺宝や仏像が安置されており、歴史的な文化財を間近で見ることができます。
そして天龍寺の北門を出ると、有名な「竹林の小径」があります。
静かな雰囲気の中で自然の美しさを感じることができ、観光客に人気のスポットです。
このように天龍寺は、歴史的な背景と自然美が調和した場所であり、嵐山観光のハイライトの一つと言えるでしょう。四季折々の風景を楽しみながら、静かな時間を過ごしてはいかがでしょうか。
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
アクセス;電車:JR嵯峨嵐山駅から徒歩約5分
市バスの場合「嵐山天龍寺前」下車すぐ
参拝時間: 8時30分~17時 [受付終了16時50分]
参拝料: 庭園(曹源池・百花苑):500円 諸堂(大方丈・書院・多宝殿):庭園参拝料に300円追加