やましたより123さんの金閣寺に対する口コミ

ＪＲ京都駅から地下鉄で
一旦北大路バスターミナルまで北進。
バスに乗り換え西へ金閣寺を目指す。
ＪＲ京都駅からバスはかなり時間がかかる。
市内は結構混むしそれが疲れる。

地下鉄は岩倉まで延伸したが、
上賀茂神社などはここからが便利だ。

日本庭園をぶらぶら歩き、茶室跡などを観ながら
目的地を目指す。有名なその姿が目に浮かぶ。
果たして実物は‥と、期待が高まる。
冬景色を宛てこんだがあいにく快晴だった。

庭園は意外に広大で、
しっかりと管理され奇麗だった。
西に衣笠山、後方になだらかな北山が連なり、
それらの姿を取り込んだ贅沢な景勝が用意されている。

本体は予想より大きかった。
金色（こんじき）の色も上品で景色に馴染む。
確かに際立つ存在感があるが、
形はどちらかと言うと幾何学的でシンプル。
そのまま空を飛びそうなイメージもある。

解説情報によると、
金色本体は舎利（しゃり）安置所だ。
舎利とは釈迦の遺骨や遺灰を指す。
確かに、お寺と言うと、
中央の本堂に仏像が安置され、
五重の塔などの周囲様式が定まっている。
池のそばに立つこの建物は大いに異彩を放つ。

また、どのルートで舎利を入手したか、
通常ストゥーパと言われる、
象鼻イメージの塔建築にしなかったのか、
この舎利を本堂の仏像の中に入れなかったのか、
モヤモヤが残った。

そう思うと、
ここはいわゆる観光スポットである。
「誰もが知る寺」特集のベスト１０
には軽く入りそうだ。
が、そこまで何処が魅力かは分からなかった。

金閣寺と言う名前が後押しするのだろうか。

あいにく、まだ、２度目の訪問予定はない。