長崎原爆資料館の口コミ一覧（５〜６点）

私の祖父母が長崎出身で、幼いころその祖母に戦時中の体験を聞きながら行った思い出の場所です。
幸い祖母は原爆の直接的な被害に逢うことはなかったのですが、当時祖父が働いていた造船所の被害の話や、祖父が造船所から帰ってくる道すがら目にしたという光景の話をリアルタイムで聞きながら展示を観るという、貴重な体験をしたためか、とても衝撃的な思い出です。
展示されている資料はとてもリアルで、見ていて胸がしめつけられる、そんな場所です。

でもそんな場所だからこそ目をそらしてはいけない過去があるんだと思い知らされるんじゃないかと思います。

そのあと修学旅行で行き、また個人的にも機会があったので行ったのですが行くたびに褪せることなくなにかを訴えられる気がします。

彼との長崎旅行で１番最初に訪れた場所です。
小学生の時、平和学習で戦争のことを知り、
あまりの出来事に胸が締め付けられ、
それ以来、戦争の事実は認めながらも、どこか遠ざけてしまっていた自分がいました。
だから、敢えて、旅の最初にこの場所を選んだのかもしれません。
中には、映像や模型などで原爆の恐ろしさを表現しているものや、長崎に原爆が落とされるまでの歴史などがありました。
実際に被爆した遺留品なども展示してあり、
中でも、影が残っている壁などが、印象に残っています。
通常、硬い鉄や硬貨などが、原爆の風により曲がっているのを見て、これが人体に。。。と思うだけで、
痛々しく、つらかったです。

また、実際、経験された方のお話も、目をそむけたくなるようなお話ばかりでしたが、
しっかり、すべてを読ませていただきました。

すべてを、２人でかみしめながら見て回り、
資料館を出た時、
胸が締め付けられる思いはやはりありましたが、
初めて現地で事実を見たこと、
そして、この先もこんな悲惨な出来事が起こらないようにしなきゃいけないこと、
しっかりとかみしめて、生きていこうと、語りました。

平和学習で、正直いやいやながらに、
映画や物語を読んでいた自分が少し恥ずかしくなるような、そんな体験でした。