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京都の「鉄輪(かなわ)の井戸」というパワースポットをご存じですか。
今回はその「鉄輪(かなわ)の井戸」の紹介です。
京都市下京区の住宅地にひっそりと佇む、縁切り神社として知られる命婦稲荷社があります。
その昔、自分を捨てて他の女の元へ去ってしまった夫を恨み、妻は貴船神社で一心不乱に祈り続けお告げを受ける。その成果があり夫は毎晩悪夢に苦しむように。夫に助けを求められた陰陽師により、妻は精魂尽きて家の近くの井戸に身を投げた。その井戸こそ、鉄輪の井戸。
そしてこの井戸水を相手に飲ませると縁が切れる、呪いがかかると信じられています。
そして今でも浮気封じや縁切りスポットとして、知る人ぞ知るパワースポットです。
ただし、幸か不幸か、現在は金網が被せられていて井戸の水を汲むことはできません。
そんなおどろおどろしい言い伝えのある井戸ですが、実はもっと驚かされるのはその井戸のある場所です。
周りはふつうの住宅地、そして井戸の入り口(小さな案内があるだけ)は、普通の表札がかけられた個人の住宅の入り口!
玄関の扉を開けると10mほどの長さの狭い路地。
そして突き当りには表札のかかった普通の民家の玄関。中からはテレビの音が聞こえます。
そしてその民家の少し手前に広さ数坪の神社があります。
実はこの井戸の存在はテレビで知ったので、今説明したようなロケーションをテレビで見ていました。
だから民家の入り口の扉も開けることが出来ましたし、狭い路地も進むことが出来ました。
雑誌やネットでの写真などの情報だけだと絶対に扉を開けることは出来なかったと思います。
だって誰が見ても〇〇という表札のかかった全く知らない個人の民家です。
写真だと本当に伝わらないと思うのですが、本当に京都でよく見かける路地です。
路地も神社も本当に狭くて小さいです。
全体を写真に収めようとすると、表札や自転車などプライバシーが特定されるような情報が写ってしまいます。
それで同じようなアングルからの写真になっています。
この命婦稲荷社は明治10年(1877)に市中の小祠廃止の府令で閉鎖され、長く忘れ去られた存在でした。
しかし58年後の昭和10年(1935)に御神体が町内で発見されたことから、地元の皆さんの協力で昭和11年に再建されたのでした。
なるほどそれでこんな住宅地にあるんですね。
住所 :京都市下京区堺町通松原下る鍛冶屋町
休業日:年中無休
時間 :拝観自由
駐車場:なし
※とにかく観光地ではありません。24時間365日自由に出入りはできますが、あくまでも普通の方が住んでいる民家の隣りであることをくれぐれもご承知おきください。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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