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和銅遺跡の口コミ一覧(9〜10点)

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場んでっとさんのクチコミ
2023年07月02日に投稿されました。
大きさ比較。石器時代の巨大な硬貨みたいだ。
顔出しパネルのような和同開珎
文化遺産なので立派な標識が立っている
和銅遺跡の説明書き
森の中をすすむ
森の中に和同開珎の遺跡はある
駅構内から和同開珎を激しくプッシュしている。
美の山公園へのハイキングを断念して夕焼けを眺める。下の森を抜けて駅に向かう。
遠くからの見た目は5円チョコの銅像。
しかしその正体は和同開珎の銅像である。
銅が産出した遺跡である。


■概要

自然銅を採掘していた埼玉県指定旧跡。
その銅の名前はニギアカガネ。

昔は10円玉のことをアカガネと言ってたのはこれか!
ときゅぴーんとなる。

秩父のあちこちで銅が採掘できたらしいが、この遺跡の銅は朝廷に献上されるほど質がよかったそうだ。



■感想

2023年春、お祭りの屋台では「10円パン」という名前の1個500円チーズパンが流行していた。

これまで白い鯛焼きや10円饅頭など、一過性の流行を人々は楽しんできた。
10円パンもそのうち廃れるだろう。

そしてとっくの大昔に廃れてしまったが、人々は「忘れたくない」という強い想いから銅像を建ててしまっていた。
日本で初めての流通通貨、和同開珎。
教科書で誰もが習ったはずだ。
その銅像が和銅黒谷にある。

見てきた。


●駅

地域も駅も、和同開珎を商業に利用しようとか、そういう魂胆はまったくない。
駅前にお土産屋も飲食店もなんもない。
純粋な気持ちで和同開珎を奉っている。

駅構内にすでに和同開珎のモニュメントがある。
遺跡まで行かなくてもいいんじゃないかな?
と気勢を削ごうとしてくる。


●道のり

駅前にコンビニない。
でも主要道路沿いに一軒だけコンビニがあった。
この地域が車社会であることが伺える。
コンビニを目印に遺跡への道を進む。


●遺跡は森の中

薄暗い森の中、方向指示を頼りに進むと予想以上にでっかい和同開珎の銅像と遭遇した。

石器時代にマンモスの肉と交換していた硬貨に匹敵する巨大さだ。
やっぱりゴロゴロ転がして運用していたんだろうか。
転がしてみたいと思った。

観光客が複数で訪れたなら、穴から顔を出して写真を撮ったりするはすだ。
顔出しパネルっぽい雰囲気を感じる。

遺跡というだけあって、銅を採掘していた跡っぽいのがあるのだが、ビッグコインが印象的すぎて撮るのを忘れた。

ここまでデカいと神気を感じる。
お金の神様だ。

なむなむ。
拝んでおく。


●この森を抜けて上に進むと

和銅遺跡を上に上にと突き進むと、獣道を通って美の山公園に続く。
「天空のアジサイ」と呼称される美しい公園だ。
標高581.5mの「蓑山(みのやま)」を頂点にする。
実はその山が目的でやってきた。
和銅遺跡は副次的な観光なのだ。

駅から往復4㎞、5㎞ぐらいなので、頂点に達せずとも試験登山ができれば、と思ったが、甘かった。
獣道は鬱蒼と茂り、足元が暗く、帰り道も同じ道を利用するつもりでいたから「帰りは踏み外す!」と即座に判断した。
日が暮れようとする中、初見クリアは心もとない。

ケガは絶対にしたくない。
登山をあっさり断念である。

地元の人が善意で「美の山公園へはこっから登れる」と標識を立ててくれている。
しかし怪我人を出したとあってはジモティーに迷惑がかかる。
よそ者が迷惑かける、いけない。

意気消沈しつつ道を戻る途中、畑で遊んでいる小学生たちに挨拶された。
よそ者に「こんにちわ!」と声掛ける習慣がついてるのか、気軽に声を掛けてくる。
「何をして遊んでるんですか」
「バッタを獲っている」
とカゴを見せて貰った。
びょんびょんびょんびょん大小バッタが詰まっていた。
大量だった。


「何してたの」
「美の山公園に行こうとして道が暗くて怖いから帰るとこ」
と雑談してたら、和銅遺跡をめっちゃ勧められた。


せっかく来たのに、収穫なく帰る旅人を哀れに思ったのだろう。
懇切丁寧に森の抜け方も教えてもらった。
ジュース買いたい…と呟けば下にコンビニがあるからそこで買いなさい、とも諭される。


「今日はもう日が暮れるし、別の日に美の山公園に挑戦したらいい」
「またおいで」


どうみても小学校3年生前後なのに、お爺さんのような小学生たちだった。
また美の山公園に挑戦すると約束し、見送られて山を下った。

せっかくおすすめされたので、再び和銅遺跡に寄ってから森を抜けた。
コンビニでジュースを買い帰途につく。

まさか見知らぬ人に美の山公園へのハイキングを応援されるとは思わなかった。
いつかは、いつかは蓑山登山を成功させたい。
美の山公園へは3つコースがあるが、次回もこのコースで行きたいと思った。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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