場んでっとさん(非表示・非表示・東京都)
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18きっぱー。
起点は東京駅から。
駅チカを難易度の低いハイキングやピクニックをしている。
駅からバスはあまり使わない。
宿泊する中継点は石和温泉駅。
2020/07、とうとう県外への越境自粛令が発動される。
自粛ってなんだよ、禁止ってはっきり言えよう。
毎日池袋で遊ぶ身、県外に付着ウィルスを持ち込むわけにいかず過去の旅写真を眺める毎日である。
2020/09、県外渡航が解禁となる。遊び歩くことにした。
2021/03 「よくもまあ飽きずに毎日来るねえ」と言われながら2月からずっと花見。梅→桜。墓場に出没している。
★お気に入り
カワスイ 川崎水族館のポンコツレビューシリーズがアツい。
あまりのポンコツぶりに感動を覚える。
そこに何があるのか?
噂通りなのか?
時間経過とともに変わったのか?
という謎を探る探求心が熱い。
金と時間をドブに捨てに行く覚悟あるレビュアーの冒険心に頭が下がる。
年パスまで買う勇者が現れて、世界はつくづく広いと思わされる。
どのレビューも評価の星は少ないが、厳しさと愛に溢れていて眩しい。
場んでっとさんのいち押し観光スポット(13件中 1-4件を表示)
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場んでっとさんの口コミ(1017件中 1-5件を表示)
2024年台風10号の影響で梓川流域の各所が立ち入り禁止。
木橋が損壊してるという。
知らなかったのでコース変更を余儀なくされ帰りはギリギリだった。
■概要
長野県飛騨山脈、梓川上流にある景勝地である。
国の文化財(特別名勝・特別天然記念物/天然保護区域)に指定されている。
標高約1500mと高地だが富士山五合目約2000mよりは低いのでそんなに涼しくはない。
穂高連峰や槍ヶ岳への登山口があり、
周辺にホテルが列挙して立ち並ぶ登山基地でもある。
温泉併設ホテルでは日帰り温泉もやってる。
湧き水もじゃぶじゃぶ、たっぷり飲んで行けと汲めるようになってる。
「かみこうち」の名称は本来「神垣内」という。
安曇野の穂高神社の祭神・「穂高見命」(ほたかみのみこと)が穂高岳に降臨し、
この地(穂高神社奥宮と明神池)で祀られていることに由来する。
神の地である。
神聖な場所である。
■感想
標高の高い湿地は戦場ヶ原しか知らないので行ってみることにした。
①ツアー会社の企画バスに参加する。 東京発日帰り12000円
②電車とバスを乗り継いで自力で行く。東京発日帰り9000円(18きっぷ使用)
時間ギリギリまで現地で粘りたいので自力で行くことにした。
ちょうど松本に滞在していたのですぐだ。
始発・松本駅631発、最終・上高地発1730。
最長9時間の滞在が可能である。
これは行くしかない。
●プレミアムホテルキャビン
松本に滞在するなら朝ごはんはここおすすめ。
評価も高い。
日本各地にある安価なビジネスホテルである。
特徴として朝食バイキングでご当地の名物が食せる。
また、宿泊客でなくても受付で食券を買えば利用できる。
近隣の格安ホテルの素泊まり客からも大好評である。
松本のプレミアムホテルキャビンの朝食はなんと税込み1200円。
信州そば、お焼き、馬肉料理、山菜の炊き込みごはん、生わさびなどなど。
山歩きの腹ごしらえに朝はしっかり食べるとよい。
ベーシックで美味しい。
松本駅からも近い。
●出発
朝ごはんをたっぷり食べて4時間近くも時間ロスした。
ぎりぎりまで食べてしまった。
松本発1010に乗ることになった。
これでは宿泊してる意味がないではないか。
やや自分に憤ったが美味しかったからよしとする。
JR券売機はかなり混雑する。
券売機前は20mぐらい長蛇の列になっている。
チケットの買い方がちょっと複雑なのだ。
松本駅から新島々駅行の電車は立客が出るほど。
乗り遅れると次は30分後。
滞在時間が約5時間では短い。
景色を楽しみながら一周できるかどうかは難しくなってきた。
うーんうーん。
ごはんが珍しかったから、ま、いっか。
●タイムトライアル
新島々駅で観光バスに乗り換える。
平日にもかかわらず1台目がすぐさま満員。
窓口でバス券を買っていたグループの間からどよめきが起こる。
路線バスだと1台しか稼働しない。
次のバスは30分後である。
同じ料金を払って滞在時間が減るのは残念無念である。
すると係員が「次があります。次があります」とアナウンス。
次、とは2台目のことであった。
ぶろろろろろ、と観光バスがやってきて取りこぼしなく全員乗車。
無事に上高地に向かった。
片道2550円もするだけあって座席が不足してたらバスを追加で出してくれる。
30分待たずに良かったー。
●上高地行の観光バスでは録音アナウンスが流れる
上高地まで約一時間のバス旅である。
運転席側の席を確保してよかった。
道中、ダムが数か所あって眺めが良かったのだ。
(大正池を見たい場合は運転席側の反対に座るといい。)
「あゝ野麦峠」で有名な野麦峠の簡単な説明などもあってバスツアーのようだ。
1台目と違って2台目は乗車空間に余裕があり、途中のさわんどバスターミナルなどの駐車場から乗り換える客を次々と拾っていく。
上高地につくまでにほとんどの席が埋まる。
録音アナウンスは上高地行の旅行客に帰りのバスに乗る際の注意点を述べていく。
これ重要。
・上高地をハイキングする客は大正池で下りてバスターミナルを目指しなさい。
バスターミナルから大正池を往復するのはあまり推奨してない。
・帰りのバスは予約制。
満席になったら乗れない。
乗り遅れても翌日の振り替えはしない。
時間厳守なので気を付けるように。
●上高地の見どころ
上高地園路内マップは松本駅の観光案内所で入手できる。
・大正池(バスターミナルから往復2時間ハイキングが楽しめる拠点。大人気)
・田代池と田代湿原(保高連峰の眺めが美しい。冬の雪山が綺麗だと思った)
・中の瀬園地(やたらグネグネ曲がってる。寂しいところだと思った)
・バスターミナル(帰り便の要予約のために必ず立ち寄らなければならない)
・河童橋(バスターミナルや飲食店やホテルから近いため人がとても多い。土日でなくても多い)
・岳沢湿原(クマベルが各所に設置されてる。ここは出る。若干のアップダウンがある)
・穂高神社奥宮と明神池(300円。回ってたら帰れなかった)
・明神橋(個人的には河童橋よりも神々しい。穂高神社奥宮へと続く参道)
※田代橋から田代池までの梓川コースは立ち入り禁止(202409)
※梓川左岸道は立ち入り禁止(202409)
※治山林道はサル出没注意
●雨が降ってみんな帰っていく
大正池からバスターミナルまでは約一時間の道のりである。
場んでっとさんはじっくり見学しながら歩いて二時間。
滞在残三時間と厳しくなってきた。
バスターミナルで帰り便の予約と支払いをする段でけっこうな雨が降り出した。
雨脚はそこそこ強い。
傘や合羽を買って河童橋周辺を歩いた旅行者は帰る準備を始めている。
14時台のバスは全予約済。
15時台も埋まろうとしている。
天気予報は晴れだったのに雨。
せっかっく来たのだから、私は最終便を予約した。
●経験値がある
『16時には晴れると予報が出てます』
ビジターセンターで天気について尋ねると雨が上がる時間は夕方だった。
現14時で最終便までのあと3時間で回れるのはどこまでか。
雨脚が弱くなるまでマップをガサガサ調べてみた。
https://visitmatsumoto.com/wp-content/uploads/2020/08/kamikochiStrollingMap.pdf
このマップは距離記載ではなく時間記載であるところが落とし穴である。
おそらく、1時間当たり3-4㎞の歩行距離になる。
バスターミナルから明神池まで片道4.5-5kmと見当をつける。
帰りは梓川左岸コース(202409月通行不能)が3.5kmぐらいだ。
往復8kmぐらいなら3時間あれば余裕だろう。
ちょうど小雨になったタイミングで出かけることにした。
●梓川右岸道
木々が多く、雨粒をかなり防いでくれる。
合羽や傘で歩く旅行者の見通し悪い中、これでは時速4km出すのは難しいだろうと思った。
水たまりがそこそこあり、石ころだらけの箇所もあって歩きづらい。滑る。
さらにアップダウンもある。
途中、サルの鳴き声がすると思って遠くを見たら、いた。
遊歩道にまで飛び出してくる。
途中、クマベルを鳴らす箇所が複数ある。
シーズン中で人が多い午後だから出没しないが早朝や夕方はやや危険なコースだと思われる。
梓川右岸道は森の中。
15時を過ぎたら急激に人通りが減るし暗くなる。
隣が山なので普通にクマが出るだろう。
死活問題なので1秒でも早くバスターミナルに戻りたい。
気持ちがはやる。
●梓川左岸道は通行止め
明神池に到着、16時にならずに晴れた。
運が良い。
穂高の神が味方してくれているのだろう。
ぺかー。山が光ってる。
あとは梓川左岸道で時短したら最終便に30分以上も余裕を残してバスターミナルにつく。
余裕余裕とぶっこいてたら通行止めだった。
ががーんがーんががーりんである。
またクマが出る道を戻るのか。
急いで引き返すことにしたが心臓バクバクである。
時間ギリギリではないか。
タイムアタック開始である。
人が少なくなってサルも遊歩道を普通に歩いてる。
邪魔邪魔。あっち行け。
後から来た関西弁の子たちが競歩みたいなスピードで歩いててびっくりした。
追い抜かれていく。
焦る。
せっかく買ったバス券が無駄になるのは嫌だった。
行きよりもスピード出してなんとか無事にバスターミナルにたどり着いた。
晴れていたからよかった。
雨降ってたら到底タイムは出せなかっただろう。
不幸中の幸い、すべて運が良い。
●まとめ
欲張らず、時間内に回れるコース設定が望ましい。
1時間3キロから4キロを目安に体力と相談して上高地を回るようスケジュールを組むとよい。
今回は約5時間で周遊してきたが時間と体力ギリギリ計算で一歩間違うと帰れなくなるところだった。
ダメダメだ。
景観は良いが人が多すぎる。
天気が悪くても人が少ないだろう平日を狙ってもびっしりだった。
特に河童橋。
景色よりも動く人に目が行ってしまい感動が少ない。
やはり始発一番乗りが人が少なく、もっとも感動できるのではないかと思う。
湿地の質としては戦場ヶ原のコスパが高すぎることが分かった。
上高地よりずっと安く空間が広く四季を通じてアクセスが良すぎる。
また1万円使って上高地に行くよりは戦場ヶ原に年二回行った方が自分には合う
上高地からは各方面にバスが出ている。
おすすめは松本行と飛騨高山行。
岐阜高山の方がバス代は若干安く、白川郷へと足を延ばしやすい。
18きっぷを使って先へ先へと進みたいなら上高地経由して飛騨高山や金沢への選択肢も入れるとよい。
木曽福島は島崎藤村先生の姉君が嫁いだ土地である。
縁故による姉パワーで藤村先生の関連資料の入手に成功、各所に資料館を構えている。
地元の方が「藤村先生」と呼ぶので場んでっとさんも倣うのである。
■概要
●木曽に11宿が置かれた宿場町は木曽路(木曽街道)と呼ばれる。
中山道は江戸と京都を結ぶ街道である
五街道の一つである中山道は日本橋から京都三条大橋までつながっている。
全長約534キロ。
木曽路はかつては大変な悪路で馬の通行はほとんどなかった。
徒歩推奨あるのみ。
道中は謎の山姥やクマが出没し、谷あり川あり崖あり、大変に危険な道であった。
中山道の東西端っこの江戸っ子や京都人は「命の方が大事」と遠回りの北陸道に避けて通行していたほどだ。
生まれ育ったジモティーは日常的にスイスイスーと通行していた。
普通に生活していたため宿場町は11個も発達した。
逞しさが違うのである。
かつて木曽人は謎にムキムキだったのだ。
木曽義仲が生まれるわけだよ。
●福島宿とは
福島宿は中山道37番目の宿場町。
木曽路十一宿では江戸側から5番目。
昭和の大火事で昔ながらの宿場町はほぼ燃えつくした。
現存する町並みは「上の段(蔵の通り)」以外は再建したものであり、飲食店が軒を並べている。
「上の段」と呼ばれる通り、旧中山道の崖の上にかつての街並みの雰囲気を集中して再現されている。
「上の段」周辺は10分あれば一周できる規模でそれほど大きくはない。
福島宿の観光は街並みだけでなくその他観光施設との併用が望ましい。
旧中山道沿いは温泉街である。
古くは修行者に愛された。
コロナ禍でバタバタ閉業している。
202409現在、日帰り温泉はどこも1000円以下のようだ。
木曽川沿いに温泉ホテルが立ち並び、イオン(かつてのジャスコの面影たっぷり)や裁判所や711が点在する。
都会である。
しかし小学生はクマ鈴つけて通学しており山らしさも感じる。
●温泉と地域の歴史と街並みを旅する
木曽福島駅を中心に日帰りの旅をするのであれば、
電車の時刻表との関連があってほぼ一日中滞在することになるだろう。
本数がとても少ないのだ。
奈良井宿との連続観光だとすべては回りきれない。
行き当たりばったりではなく、旅行計画を立てるのが望ましい。
◎徒歩で観光できる箇所
・桃介橋
福沢諭吉の娘婿、電力投資して大金持ちになった福沢桃介の作った橋。
木曽福島駅から徒歩圏。
重要文化財にして近代化産業遺産。
ばかでけえ。
・木曽御嶽山
集落の中にうっそうと生い茂った登山道入り口がある。
カモシカの写真なんか飾ってレア感を出してるがビシバシとクマの波動を感じる。
試しに駅前観光案内所で「出るか?」と尋ねたところ、
「出ないとは言えない」
「普通にいる」
「登るにはいい季節」
と言われて即断念した。
JR木曽福島駅下車、すぐそこにある御嶽山木曽本宮 元宮を拝めば登山と同様の効果が得られる。
拝むといいだろう。
・山村代官屋敷
福島関所資料館との両館入場割引券を購入したため、二日連続で木曽福島駅を訪れることになった。
突如、松本に宿泊するきっかけになった思い出深い休憩所。
聖域な感じがすると思ったら霊物がいた。
祀られてる。
すごく暑かったので歩きたくなくなり、急遽飛び込んでVTRと庭をずっと何時間も眺めてた。
オニヤンマ君が5-6匹も入ってきた。
・福島関所跡と福島関所資料館
初日に行けなかったため、二日目に奈良井宿のあとにやってきた。
武器がたくさんあって楽しかった。
お上に逆らうと弓で射られたりトゲトゲ棍棒で殴られたりするらしい。
過酷な現場だった。
複数で訪れたなら、お代官ごっこが出来そうなセットになっている。
控えよ、控えよ。
・高瀬家資料館
藤村先生の姉上の嫁ぎ先。
地域の名家であり徳川家に妙薬「奇慶丸」を献上していた元薬屋。
地元の豪族である山村代官に仕えて砲術指南、勘定役などを勤めた由緒ある家柄。
地域資料や藤村先生の資料などがある。
・興禅寺
木曽三大寺のひとつ。
木曽氏と山村氏(地域の豪族)の菩提寺。
木曽義仲一族の墓があるというので墓場に向かったところ、日が暮れたらクマ出没に注意するよう言われた。
ぞぞぞっ。
枯山水の有料庭が美しいと評判。
・御料館
木曽町指定有形文化財。
2014年から一般公開された元皇族のお屋敷。
皇室所有の森林を管理するために行政機関がここで働いていた庁舎。
とっても豪華な洋館。
・木曽福島城跡
クマ出るらしい。
行かない。
・関山公園
桜の名所だが人がいないとクマ出るらしい。
行かない。
・木曽川親水公園
足湯がある公園。
木曽川におりる階段がついている。
場んでっとさんはここでうっかり休憩して終電を逃がした。
◎バスやタクシーで観光できる箇所
・御岳
スキーシーズンや紅葉シーズンにロープウェイに乗って頂上近くまでぴゅーっと行けることから人気。
バスフリーパス2500円を買うとロープウェイまで行ける。
時刻表の確認必須。
・木曽温泉
コロナ禍で閉業してしまい、クランピング施設が一件残ってる。
バスで片道200円。
一応徒歩圏に鹿の瀬温泉がある。そっちのが安い。
・中山道 宮ノ越宿 本陣
明治天皇が休憩したことでめでたいめでたいと祝われてる本陣。
宮ノ越宿は何度も焼失して原型がなく、本陣もまた焼け落ちている。
今あるのは再建されたもの。
・東京大学木曽観測所
タクシーでしか行けない。
山の中をバス停から5km歩くのでクマ遭遇まったなし。
8月には特別公開するのでHPをよく見て申し込むべし。
■感想
●木曽川がものすごく美しいロケーション
温泉地らしい巨大な川と斜面に立つ建物の景観が美しい。
なにより空の美しいことよ。
うっとりと見とれる。
美しい木曽川の沿って行けばおのずと観光地にたどり着く。
各所で山から染み出た水を受け止める桶が置かれたり湧き水が出たりしていて水が豊富な土地。
橋も意匠をこらしたものがいくつかあり、
なんとも川が美しい街だ。
●日傘必須、影がない。
いかんせん、影がない。
川の両側が山なので街路樹をわざわざ植えてないのだ。
建物の影はすぐに消えてしまって夏場は灼熱地獄。
車社会で通りを歩く人は旅行者ぐらいしかいない。
地元民すらもほぼ歩かない。
灼熱の太陽に照らされて体力消耗が激しい。
春か秋であれば余裕もあっただろう。
駅から1.5㎞あたり、山村代官屋敷でダウンして長時間の休憩を取ることにした。
そして足湯でうだうだ時間を過ごしたらまた最終電車を逃がした。
●まとめ
街並みを期待していくと奈良井宿(約1kmの街並み)ほどの規模はないので拍子抜けするだろう。
木曽福島の観光の中心は有料施設になる。
四大関所のひとつと管理運営者山村家、そして島崎藤村先生ゆかりの高瀬家を巡る旅となる。
土地と地方豪族の歴史を紐解くことになるだろう。
「そういうの興味ない」
のであれば日帰り温泉か無料の足湯、木曽川に下りて水辺を楽しめる。
クマ出るから山にはいきたくない。
何度か訪れたところ、ずっと雨戸が閉まっている。
管理人は常駐しておらず、イベント時以外は建物自体が閉まっているそうだ。
裏庭や屋敷林、虫観察の駐車場の庭は解放されている。
■概要
見沼は広大な田んぼを擁する土地である。
見沼自然の家は農家の母屋や庭や納屋や屋敷林を手入れして暮らしぶりを現代に残そうと奮闘している。
四季の行事やイベント催事のときに母屋の雨戸は開かれる。
平時は屋敷林や庭の散策が可能。
■感想
春になると桜の花見のついでに立ち寄るのだが、訪問して数年目の2024年、ついにイベントに偶然に立ち会った。
運がいい。
●現地調達の野草の実食イベントしていた
物珍しいので了解を得て見学させてもらった。
場んでっとさん故郷ではヨモギぐらいしか食べない。
意図的に毒物を多く植えた土地なので素人が手ぇ出すと即死も珍しくないのだ。
(スーパーで買う野菜こそ大正義だ。
野草食は素人が迂闊に手を出したら健康を害する。)
こども自然クラブ2024のイベントだった。
見沼のこどもたちを対象にしたイベントで会員でもなんでもない余所者の場んでっとさんは食べたりしない。
「味見する?」
「いいえ。とんでもない。いただけません(ぶんぶんぶん)」
と盛大に遠慮しておいた。
子供の食べ物を横取りするなんてとんでもない。
ちょうどかき揚げを作ってるところでパチパチとよい音と匂いがしておいしそうだった。
天婦羅は最強。
タンポポだろうが豆腐だろうがホウレンソウだろうがキャベツだろうがなんでも揚がるそうだ。
テレビでよく見る光景だが「こういう風に作るんだ」「天婦羅のポテンシャルすごい」というのが知れてよかった。
●庭の草木
ちょうどサンプルが掲示されていた。
サンプル以外にも数多くの小さな植物が繁茂している。
虫眼鏡を片手に散策したら時間が溶けていきそうな可能性を孕んでいる。
テニス、ゲートボール、水泳などのスポーツ総合施設である。
鴨川近くの湿地帯ビオトープ周辺にはアオダイショウが棲みトンボが多く飛び交っている。
■概要
昭和天皇在位60周年記念事業として整備され、1991年に開園した。
鴨川近くに鴨川第一調整池を備え、平時には湿地帯ビオトープとして木橋を渡れるようにしている。
2019年5月、三橋総合公園のフィールドアスレチック(トリム広場)を開設した。
背の高い柳や針葉樹などを植えて景観は良いが影は小さい。
暑い。
有料バッテリーカーは体育館側からトリム広場に動かす気はないらしく、キッズが延々と乗り続ける地獄から親御さんを救っている。
■感想
鴨川第一調整池が目的でやってきた。
土手を見上げると桜並木。
春には大人気の花見スポットだそうだ。
卵を産みにやってきたのかトンボがたくさん飛んでいる。
6月から10月ぐらいがシーズンでボコボコ生んでる。
あちこちにいるトンボを見て遊んでると車いすのおっちゃんがぎーこぎーこやってきた。
おいおいと手を振って興奮した様子だ。
「どうしたの」
「アオダイショウ!いた!こんなおっきいの!(手でばばーん!)」
「すごい!見たい!どこ?どこ?」
「あっち!」
「ありがとうございます!」
いる場所を教えてもらって走った。
蛇は縁起ものだ。
動物園と違って天然物は格別。
見るだけでも健康運、金運、あらゆるステータスUPがつくとされている。
とにかくいいものなのだ。
幸運は増えるもの。
車いすのおっちゃんがお裾分けしてくれた幸運のチャンスを是非ともゲットしたい。
ガサガサと草むらを探したが、残念、見つからない。
メタルスライム並みに貴重な機会を逃がして残念。
見るだけでいいのに。
こういう小さな運ゲットを積み重ねると不思議と良いことが起こる。
験担ぎである。
蛇の巣はいやだが三橋総合公園ぐらいの規模でたまに見掛けるぐらいのスポットはおすすめ。
2023年の11月か12月に訪れたら人がたくさんいて「人気遊園地なんだ!」とホクホクしていた。
2024年訪問したらそんなににぎわってなかった。
なぜ。
■概要
名物アトラクション、スカイフラワーが老朽化のため2024年1月に営業終了した。
去年、すごく混雑してたのは遊園地ファンがやってきてたのか、と納得した。
スカイフラワーはシンボル化、新アトラクションを導入せずその場所にあり続けている。
少子化、資材高騰化、円安ドル高。
徐々に遊園地衰退が顕著になってきた気がする。
遊園地が新しい機器を取り入れる余力はもうないのかもしれない。
今あるものを大事に愛していこう。
■感想
都心の駅チカ遊園地として都民にも観光客にも存在感マシマシの遊園地である。
若者が多くて「これぞ遊園地」という雰囲気がある。
平日にしか来たことがない。
午前はキッズと保護者。
午後は学校帰りの中学生や高校生。
時間の区分けでそれぞれだらだらしてる。
土日祝日や夜は知らない。
休憩する場所が多い。
ソフトバンクの無料Wi-Fiが飛んでてて使い勝手がいいのだろう。
場んでっとさんも休憩に座りに来てるぐらいだ。
けっこうのんびりできる。
無料アトラクションは水が飛び出る「マジカルミスト」がキッズに人気。
残暑で暑い中、キッズたちがびちゃびちゃになってる。
都会のオアシスとして愛されてる。