京都市美術館

今年 生誕300年ということで話題になっている江戸時代の画家、伊藤若冲。京都の台所、錦小路の出身だったそうです。
大盛況だった東京での展覧会の後、京都でも何箇所かで開催されるようですが、都合が付いた10月始めに京都市美術館の展示に行ってきました。

昭和初期に建てられた建物は外観も重厚です。煉瓦や洋風の装飾がある一方、上には緑青の色が目を惹く千鳥破風…と和洋折衷。今でも素敵ですが、できた当時は斬新できっと評判になったことと思います。

市営地下鉄 東山駅から徒歩10分…というと、『駅前だったら良かったのに〜』と思われる方もおられるかもしれませんが、大きな桜の木が覆う白川沿いの細道は情緒たっぷり！ 手すりもない細い橋を渡って桜の真下を通るささやかな冒険コースをいつも楽しんでいます(*^^*)
駅から裏道に入ってすぐには、祇園饅頭（祇園・南座の隣にある和菓子の老舗）を作っているところもあり、作り立てを買えますよ♪

去年の秋、竹内栖鳳展を見に訪れました。
秋の京都はほんとに人が多いですが、この平安神宮や美術館のあたりはとても広さがあるので、混雑もそんなに気になりません。

天井が高く広々としたこの市美術館では、竹内栖鳳の迫力があり柔らかで緻密な絵画の数々を心ゆくまで楽しむことができました。
ミュージアムショップの品数がちょっと少なめでお目当ての作品のグッズがなかったのが残念でしたが‥また来年のこの頃にも来ようと思います。

なお、この京都市美術館・お向かいの京都国立近代美術館・近くの細見美術館の3館は、観覧料の提携をしています。どれか1館の当日の半券（または入館シール）を見せると残り2館は団体料金で入れるので、美術館巡りをする時には便利です♪

《アクセス》
京都市営地下鉄 東山駅より 徒歩10分

エルミタージュ展が開かれていた2012年11月に訪れました。地下鉄の蹴上駅から美術館までの白川沿いの道は趣があります。普通に歩くと川の左側を歩くことになりますが、途中で渡れるところがあるので右側を歩くと、しっとりした小路のようで京都散策気分が高揚します♪
美術館の横の川にも紅葉した大きな木が枝を張り出していました。
　
展示を出たところにミュージアムショップが幾つもあります。店主の方たちがそれぞれご自分の感性で集めたグッズを並べておられ、中にはそれらへの思い入れのほどを語ってくださる方もあり、楽しいショッピングでした。

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