元興寺

奈良町に行った折、世界遺産とのことなのでとりあえず寄りました。

裏手の方に、お寺としてはいくぶん風変わりな窓があり、不思議に思って近づくと、ネパールの飾り窓だということでした。1970年の大阪万博のネパール館で使われていたもので、ネパールから友好のあかしとしてこちらのお寺に寄贈されたという説明が窓の奥に書いてありました。凝った彫刻の木製の窓で、いかにも東南アジアらしい作りです。

昔からの町並みを残している奈良町の中にも小洒落たカフェが点在しているので、この窓もそんな町の雰囲気に溶け込んでいるような気がしました。

人気の奈良町にある元興寺ですが、町になじんでひっそりとしています。あまり観光客の人々は立ち寄らないみたいです。極楽坊禅室や本堂の屋根には、飛鳥時代の瓦が未だ現役で使われており、日本最古の瓦だそうです。色とりどりの瓦で、仏教伝来当時のお寺の外観は今のように質素なイメージではなく、とても斬新でお洒落なものだったのかもしれません。人気の町屋カフェ、カナカナの近くなので、奈良時代そのままの寺院の姿を見てほしいです。

ならまちのなかに溶け込んで建っています。国宝建築があります。近鉄奈良駅から行くと、興福寺、猿沢池、そしてならまち散策で元興寺を見学と言うのが、おすすめコースです。ならまちは小さなところですが風情があります。そこにふきんが売っていますが、これはおすすめです。

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