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やましたより123さんの三千院に対する口コミ

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やましたより123さんのクチコミ
2009年09月28日に投稿されました。
京都の北東奥に位置する同院。
住所は左京区大原来迎院町だ。
左京区は意外にデカイ。

北白川通りを北上し、
宝ヶ池から高野川沿いを北東へ進む。
初めて京都バスに乗った。

大原は元々隠れ里。
山あいの豊かな自然
の反面、寒く不便だ。
どんどん山奥へと進む。

788年、
最澄が比叡山延暦寺を開いたとき、
自ら如来像を刻み、堂を建てたのが起源だ。
当時は奈良時代末期、
人々が救済や極楽浄土を求め、
明日の見えない厳しい時代を生きる。
布教活動も激しさを増した時期である。

若き最澄も必死だったのかも知れない。
もちろん民を救うためである。

こうした活動が後世に名を残し歴史をつくる。
「京都大原三千院〜」と歌われ、
同院は今や全国区だ。
庭園は緑色の苔におおわれ、
建物や木々達も歴史を刻む。
そして、だんだんと多くの名刹が集まった。
終点大原から10分ほどで、
三千院の御殿門に着く。
門の前の道の両側に、ショップが上品に並ぶ。
しっとりと落ち着ける観光地だ。
御殿門は石垣でガッチリと守られ、
昔は、僧兵もたくさんいたのだろうか。
石垣は別の歴史を語るようだ。

御殿門から境内に入ると、そこは精霊達の静寂世界。
往生極楽院の建物が老獪に笑っているようにも見える。

まっすぐ高く伸びた杉が立ち並び、
その木洩れ陽が
青々と苔生した絨毯を厳粛に照らす。
室内から見る庭園の雰囲気も最高である。
ふと見ると、苔の中から地蔵の顔が出ている。
文字通り同化しているようだ。

もし、ここに子供時代から暮らすと幸せだろうか。
まあ、それは一人ひとりが決めることである。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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