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日本で最も古く、世界でも有数の歴史ある植物園。
日光に分園がある。
年間パスポート2500円は小石川と日光の両方で使える。
■概要
都内の貴重な森。
予算があまりついてないらしく入場料金とグッズ売り上げと寄付金で運営を頑張ってる。
歴代の人脈が凄くてニュートンのリンゴの木やメンデルのぶどうの木なども株分けされてる。
歴史がやたら古く300年規模の巨木がニョキニョキ生えてる。
新宿御苑より規模は小さいが密集度はこっちが上。
■感想
都内でおすすめの植物園は以下の三つ。
学術系植物園または山野の雰囲気が強くておすすめ。
東京都薬用植物園(日本で唯一の公認ケシ公開)
国立科学博物館附属 自然教育園(虫ヘビ緑)
小石川植物園(巨木と記念植物&記念碑いっぱい)
■温室
小石側植物園の名物は温室である。
温室は閉まる時間も早いので一番に行くことをおすすめする。
温室には見栄えのしないクレソンみたいに死にそうで地味な植物がうにょうにょ溢れかえっている。
遺伝子の多様性とかで珍しい植物や滅危惧種がたくさんあるのだ。
温室の植物の見た目は実家の庭の隅っこに生える名前も知らない雑草みたいで親近感がメキメキ芽生える。
ここはいい。
懐かしい感じがする。
絶滅危惧種だけあって自然淘汰されそうなひょろくて生命力のない植物たちは必見だと思われる。
保護してやらなければ死ぬ感じが凄くする。
ぷしゅーぷしゅーと霧吹き水やりがサイバネティクス。
人間も霧吹きされたい。
水かけられたい。
■薬園保存園
コンニャクの花が咲く貴重な地。
茶処の横にあって「入るからにはなんか買って行けよ」という雰囲気を激しくはなっている。
しかし薬園も無料なので別に買わなくても良い。
この茶処で気づいたが、小石川植物園はやたら水飲み場がある。
自販機よりも水飲み場が多いぐらいだ。
以前、他の場所で水飲み場で勝手に開栓するカラスを見たことがあるが小石川植物園で一度もカラスを見なかった。
これは驚くべきことではなかろうか?
鳩はいる。
カラスの代わりに薬草園をツンツンしてるんだろうか。
■カリン林
採集禁止なせいか食べられもせず実が一カ所に集積されて腐っている。
この腐敗所をカリンの墓場と名付けてみた。
虫がこないのがとっても不思議。
畑は虫だらけになるのに。
■巨木
300年単位の巨木がにょきにょき生えてる。
針葉樹林も大人気。
雰囲気写を真撮るために容姿自信アネキたちが一部場所を占有している。
他のゲストは無視して彼女らごと植物を激写している。
なんで勝手に撮られても泰然としてられるのだろうか。
トラブルにはなってないがあの界隈の神経の太さは賞賛に値する。
■日本庭園
松と池があれば日本庭園だろ!!と強気でなかなかいい感じに仕上がっている。
いかにもそれっぽいが、背面が山みたいに盛り上がってる。
人工物が自然物に飲まれそうな一歩手前感がある。
ワビサビとかない。
山野に回帰しそうな生命力の塊な波動を感じる。
力強い庭。
■全体的
小石川植物園は地形に富んでいる。
台地、傾斜地、低地、泉水地などなど。
鳥がいて、デカいオタマジャクシがいて、柴田記念館のグッズ売り場ではおじさんたちがポストカードを買って募金に貢献している。
歩いてよし、見てよし、買ってよし。
近くに住んでるなら2500円の年間パスポート代の価値はある。
なにしろ48,880坪の庭が2500円で管理人付きで一年間入り放題。
これは素晴らしい植物園だと思う。
近くに住んでるならパスポート買って入り浸ってる。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。