タック0tak0たっくさんの東京タワーに対する口コミ

　昼間の東京タワーへ行った人はたくさんいると思いますが、真夜中の東京タワーの姿はご存知でしょうか。ほとんどの方が行ったことないと思います。
　午後11時55分。柱から放たれる赤い光が真上の雲に映り大東京を照らし続けている。
　営業時間外なので東京タワーには上りません。タワーのふもとの柱から数メートルしか離れていないところから真上を見上げるのです。
　タワーの大きさは、想像上のものと実際見るものでは違い「頂上を見あげるとふもとの土台が見えず、ふもとの土台を見ると頂上が見えない」ということを体験できるはずです。
　午前0時00分。信じられないことが起こります。それは大東京を照らしていた赤い光が、一気に消えるのです。あの333ｍの光が一瞬にして音もなく消えて、あたりに闇が広がります。それと同時に、おもわず心の歓声と、体を駆け巡る感情が起こります。
　この瞬間が私は一番好きで、胸が焼きつくほど感動します。
　赤く空高く突き出した大きなタワーが、一瞬にして、黒い東京の夜に姿をひそめるのです。
　そこには切なさが残ります。終わりを告げているかのように感じたります。しかし、それとは反対に新しい一日の始まりを告げてくれたのだとも感じます。　そんな時には、光というものへの感謝の気持ちがこみ上げてきたり、これからもずっと東京を日本を照れし続けてほしいという未来への希望が芽生えたり、時には、嫌なことをリセットする思いで見つめていることに気づくときもあります。
　これを見てると東京タワーに勇気をもらった気持ちになるのです。
　私は、バイク乗りなのでよくこれを見に東京タワーに行きます。しかし、これを意外と見逃しがちなので注意してください。5分は意外と長いようで短いです。私も過去に何回も見逃しています。正確な時計を持っておくとよいでしょう。