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五条通りから一本脇に入った閑静な筋で、周りの町並みに溶け込むかのようにたたずむどっしりとした町家。でも、中に入るとあれ?と思うのはその調度…地方の農家を思わせる囲炉裏や家具。『民芸調』というそうです。
河井寛次郎は五条坂で個性的な陶芸の作品を作っていただけでなく、彫刻や書道、詩にも優れたマルチな芸術家だったそうで…
普通の美術館などでは『作品にお手を触れないでください』というのがお約束ですが、ここでは彼が製作し愛用していた椅子に実際に座ってみることができるんです。体にフィットするように丁寧に彫られた椅子にすっぽり収まると、なんともいえない安心感(*^^*) 受付で絵葉書を買い、これまた使い込まれた大きな机で手紙を書く、なんていう過ごし方もできちゃいます。
庭の片隅に、彼がコレクションしたものか自作したものか、壺や民具がさり気なく置かれていたり。陶芸作品が焼かれた登り窯が敷地内にあり、その大きさにびっくりでした。
入館料は安くないですが、本物に触れてゆったりした時間を過ごせる特別な美術館。スケジュールにゆとりのある京都旅行にはおすすめしたいスポットです(^ ^)
気に入った方には、年間パスなんていうのもあるようで…居心地の良さを求めて通っている方もおられるんでしょうね。
《オープン》
開館時間10:00〜17:00(入館受付 16:30まで)
休館月曜日(祝日は開館、翌日休館)
夏期休館 8/11〜8/20頃
冬期休館 12/24〜1/7頃
《料金》
大人900円
年間パス 3,000円
《注意》
すき間の多い古民家なので冬はかなり冷えそうです(u_u)
訪問は春か秋の気候のいい時期をおすすめします。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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