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流山市郊外にある清瀧院は、真言宗の寺院で、本尊に不動明王が祀られています。
しかし秘仏なので一切開扉してませんが、境内には、市指定の有形文化財に選ばれている、金剛力士像や流山七福神の寿老人像(じゅろうじんぞう)があり、また年間行事として、正月や節分には護摩炊きなどが催されます。
普段は御朱印を頂きにいらしたり、檀家の方が墓参りをされたり、庭も綺麗に整備されベンチも設置されてますので、散歩に訪れる方がいらしたりと、どちらかと言えば、観光客よりも地元の方が多くお越しになる寺のようです。
境内には、巨木のソメイヨシノとイチョウ、樹齢400年以上とされるシダレザクラがあり、やはり樹齢400年以上のシダレザクラが開花すると、その時期は訪れる観光客が増えます。
シダレザクラは、ソメイヨシノより一週間ほど早く開花し、通常はシダレザクラが終わる頃にソメイヨシノが満開となりますが、2019年は花冷えの日が多く、シダレザクラの満開が遅れ、その間にソメイヨシノが咲きそろい、シダレザクラとソメイヨシノが同時に咲きそろった「共演」を見る事が出来ました。
毎年清瀧院では、桜が咲きそろう頃はライトアップされ、夜桜を愛でる事が出来る、知る人ぞ知る名所となっています。
辺りは光害が少なく、まるで闇夜に浮かび上がるようなライトアップされた桜は幻想的で、それはそれは魅入るほどの美しさです。
夕方前に訪れると、花見客は数人ほど。
いつ来ても花見客が少ないのは、余り知られてない場所だからだと思いますが、まさに穴場の桜名所です。
シダレザクラはソメイヨシノに比べ、花が小ぶりでかわいらしいです。夕景をバックに、ほんわかするような感じで撮りますが、風があると枝が揺れるので、なかなか難しかったですが、そうこうしてるうちにライトアップされました。
ライトは主にシダレザクラを中心に照射されますが、昼間より、ライトアップされた時のシダレザクラが美しく見えます。
境内も広く、四方からシダレザクラを愛でる事は出来ますが、桜の共演写真を撮るには結構難しい・・・。
そもそも、夜桜を撮るのは初めてなので、どのようにすれば上手く撮れるのか、それも分かりませんでしたが・・・。
闇夜の中に幻想的に浮かび上がる、シダレザクラとソメイヨシノの共演。
それにしても、美しい・・・。
そんな共演は滅多に見れないので、今年は愛でるのに価値がありますが、それでも花見客は少なく、他の花見客を気にすることなく撮れるのは嬉しく思います。
散々撮影して改めて桜を愛でますが、ぽつぽつと訪れる花見客のみなさんが、第一声に驚いた表情で
「おお〜っ・・・。」
と歓声をあげられるのは、印象的でした。
花冷えの夜は、徐々に寒さが身に染みて来ました。
辺りは誰も居なくなり、ふと気づくと20時前になっていました。
こんな素晴らしい桜なのに、貸し切りで花見ができるなんて信じられないですが、明日も仕事なので、そろそろ帰宅です。
花冷えの天気が与えてくれた、シダレザクラとソメイヨシノの共演は、来年も見れるのかな?
と思いながら、後ろ髪を惹かれる思いで後にしました。
〇アクセスなど
・清瀧院 〒270-0145 千葉県流山市名都借1024
・無料駐車場有
・JR常磐線柏駅より「免許センター」行きバスで20分、南柏駅より徒歩30分、約2?
・ライトアップは、薄暮時から21時まで行われます。
・拝観料無料。境内への入場は出来ますが、社寺内に入る事は出来ません。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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