板橋区立こども動物園 高島平分園の口コミ一覧

大体の都民は「動物が見たい！」となったら上野動物園に行ってしまう。
上野動物園をアイドルで例えるなら、美空ひばり。
板橋区立こども動物園は、地味で目立たない地下アイドルのような存在であり、歩いて会いに行ける距離感の地元民に開かれた小さな動物園である。
交通費を出してまで訪れる物好きはそんなにいない。
観光地といわれるとキョどる。

■概要
団地や小学校が近く子供が多い地域に所在。
休日はメッセージカードの工作イベントなどを行っており、委託会社は動物の世話のみならず園のプロデュース活動にも余念がない。
（スタッフはせっせと働いている。年末年始も餌やりと清掃に働いている。彼らに休日はない。365日働いている。
年末の12月31日に動物の急逝を看取るなど二重で涙がこぼれる報告が園内には掲示されており、
命を扱う仕事の過酷さが伺える。偉い）
工事中の本園が完成したら、羊さんやポニーちゃんたちは大型施設に吸収されショボくなってしまうのではないかと心配されている。
モルモットちゃんが大量にいる。

■動物たち
月曜日は休園日であるが、スタッフが動物舎の清掃に当たるので園庭に動物たちが放たれる。
中には入れないだけで、月曜から月曜まで動物たちの観察は可能。
平日の昼間は暇を持て余した近所の人が動物を見て癒やされにやってくる。ほのぼの。インコさんもいるぞ。
園の目玉はポニーちゃんであるが、
毛布を着ているハゲた羊さんに来園者はきっと気づくだろう。
病気なのか怪我なのか、一匹だけ数ヶ月経ってもずっと毛布を着ている。
ハゲ繋がりで気になる。早く生えたらいいのに。
薄くなってきた中高年はきっと共感を覚えるだろう。

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■感想
無料なので私もちょくちょく出掛ける。
休日イベントはモルモットやウサギの抱っこイベントがある。
小動物の心臓の鼓動がどくどくどくどく激しくて恐くて長持ちしたくない。ひいいいいいいい。

これは某牧場のスタッフの涙ながらの掲示から学んだことだが、
「汚い」「臭い」とか「面白くない」「キモい」などとは言ってはいけない。
スタッフが相当傷つくのだそうだ。
ていうか、某牧場はそんなことされているのかとびっくりした。
可愛がってる動物が馬鹿にされたらそれはショックだろう。

毎日お風呂には入れない動物が動物臭いのは当たり前だし、病気にならないよう定期的に獣医にみてもらって健康管理もしている（こども動物園は健康診断を掲示している）。
動物園は、動物とはそういうものなのだと学ぶ場でもあるのだ。
人間だって動物だ。
自分は特別だと思わず、一個の動物として対等の礼儀を持って各々の動物と相対しよう。