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春の息吹と、早春に咲く梅の花々を愛でに!
2021年 3月 8日(月) 天候:曇りのち晴れ
訪れた日、鈴鹿山脈の山稜付近には、なごり雪がうっすらと、つもり…眺める梅の園には色鮮やかな梅の花々が咲き誇る素晴らしい絶景が目に飛び込んできました。
三重県の最北部と、岐阜県の県境近くにあるこの公園は、18hrのエコの福祉広場(農業体験とパークゴルフやボタン園)と、38hrの梅林公園との二か所をあわせて農業公園と、言われています。
地域のシニアの方々が元気に活動できる場として創設され、創造と振興、都市との交流や循環型社会の実現をスローガンに掲げ、四季折々の花広場を整備されているそうです。
この農業公園の梅林には100種、4500本あまりの紅梅、白梅のしだれ梅が38haの花園にところ狭し...と、咲き揃っています。
梅林の散策に進みます!
まず最初に向かったのは梅林の全てが見渡せる高台に進み、設けられた見晴台から全景を眺め・・・そして、梅園の甘い梅の香をかぎながら散策路を‘ぶらぶら’...と、歩きまわり∼・∼春の訪れを肌で感じる事にしました。
∼・∼高台の見晴らし台から∼・∼
残雪を抱き、墨絵のように美しい鈴鹿山脈を背景にし、その裾野に広がる梅林には紅梅、白梅、ピンク色のグラデーションに包まれ、まるで友禅染の着物をぱぁっ~と、広げたような華やかな色柄に梅の園が染まっていました。
息を呑む素晴らしい光景...です!
園内に入る...と、何とも言えない甘い香りが漂い、紅白の梅花に囲まれた散策の小径がどこまでもつづいていました。
立ち止まり、見上げれば∼・∼細い枝に花弁をいっぱいにつけた“しだれ梅”の華やかな樹冠の先には、梅花との美しいコントラストが早春の青い空に描かれていました。
中国の語源に❝桃源郷❞という言葉がありますが、日本では楽園と似たような意味で使われることが多く・・・色とりどりに咲き誇る『いなべの梅園』が、❝桃源郷(楽園)❞そのものに思えました。
梅園の真ん中あたりには「あずまや」が設けられており、辺りを梅の花たちに包まれた休憩の場所として、多くの人たちで賑わっていました。
ペットを連れた家族連れも多く、スマホ片手に可愛いワンちゃんを撮ろうと、奮闘されている姿を見るのも楽しいものでした。
その傍らに設けられた小さくて真っすぐな水路を挟み彩る“しだれ梅”が、❛玉すだれ❜のように美しく咲き並んでいました。
残雪と、梅の花という情景に季節の移ろいを感じながら、美しい梅の園を‘ぶら~’...と、めぐれば∼・∼春の到来を感じられ、少し心浮立つ思いがしました。
私たち、東海エリア最大級の梅林公園の絶景を愛で、癒しのひと時を楽しく過ごす事ができました(*^-^*)
追記
この公園では毎年、季節ごとに盛大なイベントが企画されています。
しかし、2020年と2021年3月に予定されていた❝梅まつり❞と、4月に開催予定の❝ボタンまつり❞は、コロナウイルスの影響で中止になりました。
『6月上旬の「梅のもぎ取り体験」は開催されるそうです。』(体験料:1000円/約3㎏入り袋付き)
入園料(梅まつり開催時):500円/一人(中学生以上)
駐車場:無料 乗用車・約1000台(数か所に分かれています)
アクセス
大阪、京都から:名神高速道路『関ケ原IC』~国道365号線⇒県道107号線⇒県道606号線を経由してICから約40分
電車(名古屋、大阪方面から):近鉄名古屋線「桑名駅」~阿下善駅から(タクシーで約20分)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。