大島村神浦の古い町並み

平戸港から第２大島フェリーで約４５分、TVや雑誌で見た
ことがある「あづち大島」へ行ってみた。また遠い親戚の者がこの島の出身で、；とにかく魚がおいしい；という言葉につられたのだ。
　
はじめ的山（あづち）港に着くと、船の人の大半は待っていたマイクロバスに乗りこむ。町並みを保存している所は神浦（こうのうら）という港でこのバス以外に交通機関はないとのこと。島の台地の畑の間を縫うように走りだす。途中で学校があって日曜日、運動会があっていて、ぞろぞろと人が降りてゆく。道路にセンターラインはなく、当然信号もないバス停？あったかな？？。一旦停止の標識ではアクセルから足をはなす程度の減速？。２０分くらい乗っていたかな、神浦に到着。１００円を箱の中に入れて町を見渡す。

かってクジラ漁が盛んで肉のほかに骨で色々な加工品を作る人達がたくさんいて狭い通路に２階建の住居や町屋がびっしりと並んでいる。伝統家屋の指定を受けているわりには傷みが進んでいて、更地になっている所や修理もままならぬ家もかなりある。

さてそろそろお昼時、おいしい魚はどこかなと店を探すのだが、日曜は一軒だけのスーパーも休みだそうだ。
「なんにもない」という言葉はツーリストには禁句と思ってきたが、「ここは何にもないんですよ」と島のおばさん
がいう。山の上の料理屋を聞きつけてTELしたが『予約で手いっぱいです。また歩いては来れません』。
　
万事休す、とはこのことだ。僕たちはどうして失敗したのだろう＊＊＊。何時間かかかってやっと平戸に戻るまでわずかのお菓子を食べながら考えた。常識を超えたところもあるのだ。下調べをしないとね。

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