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京都 洛西…衣笠山の南麓に佇む❝等持院❞を訪ねてみました!
2021年8月28日(土) 天候:晴れ
山号は萬年山、臨済宗 天龍寺派で、ご本尊は〚釈迦牟尼仏〛がお祀りされています。
開山は1341年と古く、足利尊氏が天龍寺の夢窓国師を迎え入れて創建されました。
その後、足利将軍家歴代の菩提所となった...と、伝えられています。
〘総門〙を入り、かって塔頭が点在していた参道を進むと、広い境内があり…そこが参拝者用の駐車場になっています。
その境内の片隅には趣のある鐘楼が建っていました。
『山門』に向かうと、五本の定規線が引かれた敷地塀が目につき、位の高い寺院であることが窺い知れます。
その敷地塀の傍らには季節の花…“百日紅”がピンクの花を咲かせていました。
『山門』をくぐります。。。
庫裡の前庭に入り軒を見上げると、化粧梁に刻まれた由緒ある足利家の家紋⦅丸に二つ引き⦆が白壁に浮き上がり、その庫裡の屋根には煙り出し櫓が設けられており、皇族の趣向が見え隠れしているようでした。
玄関先で靴を脱ぎ~・~拝観受付を済ませます。
先ず目につくのは禅宗の開祖〖達磨大使(祖師像)〗を描いた迫力ある画が廊下の正面に佇み…威厳を放っていました。
この絵画は天龍寺派の元管長「関 牧翁(せきぼくおう)」老師の筆によるものだそうです。
渡り廊下を経て、【方丈(本堂)】に向かいます。
ご本尊にお参りをすませ、白砂に築山を配した美しい枯山水庭園(南庭)が目の前に広がっていました。
濡れ縁に腰を下ろし、侘び寂びを感じさせる美空間に非日常的な時が流れているのを感じとれました。
先に進みます。。。
鴬張りを施した廊下を先に進む...と、足利歴代将軍坐像が祀られている『霊光殿』があり、【方丈】を結ぶ渡り廊下(小さな太鼓橋)が架かっています。
『霊光殿』の内部は撮影禁止となっおり鑑賞のみで表に出ました。
順路に沿って廊下をたどり、≪芙蓉池(西の池)≫と、≪心字池(東の池)≫が見渡せる書院の間に進みます。
緋毛氈が敷かれた座敷からの景観は素晴らしく、愛でる池庭は池泉回遊式庭園で、≪芙蓉池≫は小さな石を組合せ、池の中には中の島や、そこに架かる石橋…そして、小さな滝をも取り入れた優美な庭作りです。また、大小の樹々に覆われた閑雅な美しさを持つ≪心字池≫に季節の草花が咲き揃う景観を愛でる事ができる二つの池が連なっています。
書院の縁側から降り、庭園を散策できるようになっています。
散策の途中~・~池のほとりから北の斜面に目をやると、小高いところに落ち着いた姿の茶室《清漣亭》が、二つの池が見渡せる場所に佇んでいました。
池のほとりを周遊する小径をめぐり終え、書院に戻り、美しい庭園を振り返り眺め直しました。
≪きぬかけの路≫から少し離れた閑静な地に佇む❝等持院❞を訪ね、心が浄化されるほど奥深い自然を味わう事ができました(*^-^*)
拝観料及び拝観時間
拝観料:高校生以上/500円・小、中学生/300円
備考:お抹茶 500円/一服
拝観時間:9:00~16:30 (年中無休)
駐車場:あり(無料)
アクセス
電車:京福電鉄(嵐電)北野線「等持院・立命館大衣笠キャンパス前駅」下車、約5分
車(マップコード):7 702 334*77
混雑状況:紅葉の季節を除き混雑なくゆっくり拝観できます。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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