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GAYOSHIさんの薬師寺に対する口コミ

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GAYOSHIさんのクチコミ
2020年06月21日に投稿されました。
薬師寺は、奈良県奈良市西ノ京町に所在する寺院であり、興福寺とともに法相宗の大本山です。
開基は天武天皇。本尊は薬師如来。南都七大寺のひとつに数えられ、1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されました。

今回この薬師寺の訪問は、私にとって45年ぶりとなります。

思い返せば半世紀近く前、私が高校生で、バイトをして購入したフィルム一眼レフカメラを持って撮影しに行ったのがこの薬師寺でした。

なぜ薬師寺だったのかというと、別に仏教や寺院に興味があったわけではなく、何かの雑誌で薬師寺東塔とその向こうに見える若草山の景色の美しさに感動し、カメラを持っているのだから自分でも撮影したいと思ったからです。

そしてその時撮影した写真は、自身で現像、印画紙に焼き付け、パネルにし今でも保管しています。
その出来栄えは決して人様にみせるような作品ではありませんが、私のカメラ人生の大切な思い出です。

そしてなぜ45年ぶりに訪問したのか。
それは私の人生にとってはもちろん、薬師寺の歴史においても数百年ぶり(専門家ではありませんので、適当な数字です)に講堂、金堂、東塔、西塔が今年令和の時代に勢ぞろいしたのです。
東塔に関してはまだ正式なお披露目ではありませんが、その姿を見ることは出来ます。

※薬師寺の歴史は火事の歴史。昭和の時代には、奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一の建造物は東塔のみ。大、金堂は1976年、西塔は1981年、大講堂は2003年にそれぞれ再建。東塔も2009年から解体修理が始まり、今年2020年春に落慶法要が行われる予定でしたが「新型コロナ」の影響で延期、その後の詳細は発表されていません。

ようするに、私が初めて薬師寺を見てから、講堂、金堂、東塔、西塔全てがそろったのを見るのはもちろん、この数十年のほとんどの期間、薬師寺に行っても何らかの再建または修復工事が行われていたわけであります。

本当は、東塔落慶法要が行われてから行きたかったのですが、それも「新型コロナ」で延期、「せめて見るだけでも」と思っても、これまた「新型コロナ」の件で、薬師寺参拝の制限及び他府県への移動自粛が続くことに。

ようやくそれらが解除になって、見に行くことが出来たという訳。
これが私が45年ぶりに薬師寺を見に行った理由です。

前書きが長くなりました、というかほとんど前書きのみの文章ですが、45年ぶりの薬師寺について。

全然変わっていません。
もちろん私の記憶というか、イメージ、こうあって欲しいという願望と比較してですが。
細かいところ、特に付近の町並みや、大池周辺の道路の整備状態などは大きく変化していますが、京都のようにマンションやビルが建ったということはありません。
相変わらず、薬師寺周辺には白い土塀の大和棟造りが沢山残っています。
薬師寺も真新しい朱色の建造物ではありますが、イメージ通りの荘厳さ。

「新型コロナ」の影響で振り回されたスケジュールですが、唯一良かったのは、私が訪問した時には、まだまだ参拝者、観光客が少なく、本当に静かな環境の中で45年ぶりの体験を堪能できたことです。

★投稿した8枚の写真の最後の白黒写真は、45年前に私が撮影した「大池からの薬師寺」の写真をスキャナで読み込みデジタル化したものです。撮影場所からの角度が違うので若草山は見えていませんが、塔が一つしかないのははっきりとわかります。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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