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ジョン一郎さんの滝観洞・白蓮洞に対する口コミ

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ジョン一郎さんのクチコミ
2016年03月14日に投稿されました。
気仙郡住田町、JR釜石線上有住駅のすぐそばにある滝観洞(ろうかんどう)。
全長3635m、高低差115mまで確認されている大理石の鍾乳洞です。
公開されている入口から約800m地点の終点にある洞窟内日本一の「天の岩戸の滝」が最大の見せ場だそうです。

入洞料は大人1050円、高校・中学生700円、小学生500円、幼児は無料となってます。
近くにある「白蓮洞」も見れるはずだったのですが、そちらは東日本大震災の影響で閉鎖中でした。
自動発券機でチケットを購入すると、ヘルメット・ジャンパー・長靴が貸し出されました。ちょっとオーバーな装備かなと思いましたが、実際に洞内を歩いてみるとどれも必須であることがわかります。

赤い「風恋橋」を渡ると滝観洞の入口です。いきなり天井が低くなっていて体勢を低くして洞内に入って行きました。
洞内には川が流れていて、それに沿って整備された道を奥へと進んで行きます。天井からは水滴が滴り、足が滑るような箇所もあります。落ちると危険な高さや川もありますので、手すりにつかまりながら慎重に進んだほうが良いと思います。
天井がかなり低くなっていて無理な体勢で通るような箇所もあり、体が極端に大きい人はどうするのだろう?と思いました。往復1600mありますし体に負担のかかる箇所もありますので、体調の悪い方や健康に問題(心臓・血圧・膝など)のある方は入洞を控えましょう。

滝観洞には派手な鍾乳石なんかはありませんが見所は多くあります。
ウミユリの化石、映画「八ツ墓村」のロケ地、天井からの水滴が作ったポットホール、運ぶのに苦労しただろうと思われる「聖観音像」、壁にぶら下がり眠るコウモリなど。

奥まで残り100mの表示が出てくる頃、滝の音が聞こえてきました。これが目指す「天の岩戸の滝」かと思い進みましたが、現れたのは小さな小さな「小滝」でした。
男滝の「天の岩戸の滝」と女滝の「小滝」は夫婦滝となっているようです。

さらに進むと先ほどよりも低く唸るような滝の音が。最も低い道をくぐるとそこには高さ60m、周囲50mものドーム状の空間が。
上部の大理石から流れ落ちる「天の岩戸の滝」は落差29m。洞窟の奥深くで風圧すら感じる迫力ある光景にはここに到達するまでの苦労が吹っ飛びました。
この命名をしたのは女流歌人の柳原白蓮、NHKの朝ドラで仲間由紀恵さんが演じていたあの人です。昔、白蓮さんがこの滝まで来たと思うとちょっと驚きでした。
日本一の洞内滝、皆さんにもぜひ見てもらいたいですね。

帰りは同じ道を引き返すこととなります。一度通った道も逆から見ればまた違った発見もあると思います。
平日のせいか行きも帰りも他の観光客とすれ違うことはありませんでしたが、洞内にゴミを捨てていった先行者がいるらしくそれがちょっと気になりました。

忠告ですが、ヘルメットは絶対外してはいけません。実際何度も頭を天井にぶつけました。装備していなかったらケガしてただろう箇所もありました。

冒険気分を味わえるこの洞窟、その先には感動が待っていますよ。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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