ジョン一郎さん(40代後半・男性・岩手県)
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東日本を走る・撮る・食べる!
道の駅巡りをしながら観光地とグルメも楽しんでいます。
東北の良さを伝えていけたらと思っております。
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9月末、下北半島の旅へ。
今回の一番の目的地は佐井村の仏ヶ浦です。以前ファンタジーTVドラマのロケ地にも使われていて、白い奇岩・巨岩が並ぶ日本離れした光景に一度は行ってみたいと憧れていた場所です。
その場所は本州最北端・大間崎よりさらに先、佐井港から観光船に乗って上陸する陸の孤島です。一応落差100mの歩道もあるのですが、二ヶ所の港から出る遊覧船で向かうのが一般的なようです。
私達が下北半島のむつ市に着いたのは11時、早めの昼食をとって佐井港からの遊覧船を検索してみました。予約をしておいたほうがよいみたいなので、電話で問い合わせてみました。
この日の最終便は13時発、思ってたより早いです。むつ市街地から50km以上ありますが、残された時間は1時間ちょっと、ほんとに間に合うの?
家を4時に出発して余裕をもっていたつもりでしたが、最終便の時間までは調べていませんでした。
とにかく急いで車を走らせます。先日の大雨の被害でしょうか、途中工事で長く待たされるような場所が数か所あって諦めかけたりもしましたが、なんとか5分前に到着しました。(10分前までに着くようにと言われてましたが)
観光船は佐井~仏ヶ浦で片道30分、仏ヶ浦滞在は30分の合計90分の予定となってました。
ツアーの団体客もいたので満席に近い状態でした。
天気も良く波も穏やか、観光船はけっこうなスピードで走ります。船酔いする方は酔い止めを飲むなり対策が必要かもしれません。
仏ヶ浦に到着するとここからは自由行動です。この日は団体客はちょっと早めに出発となっていたようで、私達一般客は船が迎えに来るまで通常より10分ほど長く滞在できることとなりました。
制限時間がありますから、皆さん船から降りるとどんどん奥へと進んで行きます。
青い空、透き通った海、最高のタイミングで憧れの仏ヶ浦へ上陸することができました。
五百羅漢・蓬莱山・如来の首など仏教に関連する名のつけられた奇岩・巨岩が並びます。ほとんどが白いので青空とのコントラストが綺麗ですが、この世離れした光景を不気味に感じる人もいるかもしれません。
この場所は地元の人々の祈りの聖地でもあり、恐山から続く霊場でもあるそうです。
その時の潮位にもよりますが行動できる範囲があるので、30分ほどでも十分に楽しめると思います。
長時間の滞在や夕方の景色を見たい人は徒歩で来るしかないようです。
東松島市の航空自衛隊松島基地。各地の航空祭や行事などで華麗なアクロバット飛行を披露するチーム、11飛行隊 通称ブルーインパルスの本拠地としても有名です。
8月28日、3年ぶりに松島基地航空祭が開催されました。
今年の入場は抽選となっており、インターネットで申し込んで当選することができました。
毎年混雑して駐車場を探すのも大変だと聞いていましたが、今年は当選者専用の大きな駐車場も用意されているので安心でした。
数か所ある駐車場に入れるのは朝6時から、私が向かった駐車場は7時から入れるのですが、現地に近づくと7時前から既に大渋滞でした。
朝早くに着いても基地に入れるのは9時からです。駐車場からは無料のシャトルバスで送迎してくれます。
前日から降り続く雨で舗装されてない駐車場はベチャベチャ、さっそく靴が濡れてしまいました。
早めにバスに乗り込んで基地へと向かいました。基地の駐車場からはとにかく歩きます。そして本人確認や持ち物検査で大行列です。この日の来場者は2万5000人だったそうですが、それでも前回の半数以下です。
様々な飛行機の飛行展示が行われるプログラムとなっていて、9時~はF-2戦闘機のオープニングフライトです。
しかし雨のため飛びませんでした・・・。
この調子では次のブルーインパルスの飛行もどうなるのか心配です。
時間まで格納庫内の戦闘機を見に行きましたが、近くで見るには1時間待ちの列に並んだり、事前に整理券が欲しかったりで諦めた機体もありました。
ブルーインパルスの飛行は午前と午後の二回予定されていました。
午前の飛行は9時50分~、並んで展示されていたブルーインパルスのエンジンがかかり、1~6号機が滑走路へと順番に向かって行きました。
皆さんお持ちかねのブルーインパルスの飛行が始まるのか。しかし、なかなか始まりません。
私と友人は半分諦めて、自衛隊グッズ売り場の露店に向かいました。
そこで飛行中止のアナウンスが・・・。
露店コーナーにたくさんの人が流れてきます。傘をさしているのもあって大混雑です。
メインイベントのブルーインパルスの飛行を見れないので帰り始まる人もたくさんいました。
私達も午前中で帰る予定だったので、一通り露店を覗いてグッズを買って帰りのシャトルバスに乗り込みました。
スマホの万歩計を確認してみると1万歩近くになってました。それほど歩きます。
関東圏からの車もたくさん来てましたので、見れずに帰ってしまった人もいるでしょう。なんと午後は雨が晴れて飛行したそうです。
ここからは私のおススメの情報です。
実はブルーインパルスの飛行は航空祭やイベント以外でも見ることができるんです。
ここ松島基地では平日に基地上空訓練が行われていますので、基地外からでしたらけっこうな頻度で見ることができたりします。
日程はホームページで一週間分発表されていますし、当日のTwitterでも確認できます。
ただし当日の天候によっては中止や海上訓練に変更になる場合もありますし、Twitterの更新が遅れたりすることもあって行っても見れないことも何度かありました。(私は高速道路を走って2時間くらいの場所に住んでます。)
快晴で風のない日に行くことができたら、訓練といえども大満足の空中ショーを見ることができますよ。
滑走路を飛び立つところから始まり、スモークを出しての編隊飛行、その日飛んだ機数にもよりますが後半には青空に星・ハート・桜などの図形を描いて見せてくれます。
機体の間隔が狭いのもびっくりで、高度な操縦技術にはほんと感心されられます。
最後は着陸後に滑走路をゆっくり走行して帰って行きます。手を振るとコクピットを開いて手を振り返してくれたりとファンサービスもバッチリです。
だいたい1時間の訓練飛行となります。カメラの望遠レンズやフェンスの中を見えるように脚立もあったらさらに楽しめますよ。
6月初め、八戸市へ旅行してきました。目的の観光地は国の天然記念物に指定されているウミネコの繁殖地・蕪島です。
前回訪れたのは2018年3月。島の頂上に建つ蕪嶋神社が2015年に焼失してしまい、このときはまだ再建中でした。
島と言っても1942年に埋め立て工事が行われていて、現在は陸続きとなっています。
蕪嶋神社の方へ近づくと、地面や柵にものすごい数のウミネコ達がいました。この時は繁殖期に入っていたようで、島には3万羽ほどのウミネコが集まっていたようです。
鳴き声とともにウミネコ達は一斉に空へ飛び立っていきます。
ここからが大変です。蕪島上空を飛び回るウミネコによる”爆撃”が始まります。雨のように降り注ぐフンです。
ビニール傘が貸し出されていたり合羽が売られていたりするので、それらを使えば防ぐこともできます。
私は雨具無しで撮影していましたが、運良く被弾することはありませんでした。
でもフンが付いてしまっても良いことが。参拝中にフンが付いた人は運気が上昇するとか。その状態で社務所に行くと証明書を発行してもらえるそうです。
ウミネコが一斉に飛んだり降りたりは数十分おきに繰り返されますので、チャンスは何度もありますよ。
2022年6月、再び蕪島を訪れました。再建中だった社殿は2020年に完成して、山頂に大きく立派な社殿が建っていました。
ウミネコはたくさんいましたが、前回来たときのように一斉に飛び回って”爆撃”してくることもありません。
今回は階段を上り、蕪嶋神社を参拝して御朱印をいただいてくるのも目的です。
階段にもウミネコ達が止まっていましたが、近くを通っても逃げることもなくお構いなしのようです。
鳥居の上、しめ縄、ブロンズ像の間、仏像の上などあたりまえのようにウミネコが止まっています。
ここは自分達の場所だとばかりに、まったく逃げることもありません。こんなに近くでじっくりとウミネコを見られる場所は他にはないのではないでしょうか。
境内はウミネコの巣だらけで、卵を抱いたり、ヒナに魚を与えたりと貴重な場面もここでは普通に見ることができますよ。
ただウミネコの密度が高いせいか残酷なシーンも目撃しました。縄張りに近づいた隣りのヒナを攻撃するウミネコを見かけましたが、後でもう一度見た時にはそのヒナは亡くなっていました。
境内を歩いていても近くを通ると人を攻撃してくるウミネコもいました。
とにかく巣だらけなので、足元に注意して歩かないと卵やヒナを踏んでしまいそうになるので気を付けましょう。
8月くらいまではウミネコの繁殖期のようです。蕪島を訪れるならウミネコは見ておきたいですよね。
フンが付くのも旅の楽しみだと思いますので、ぜひ着替えを持って行ってみてください。
4月11日、岩手では30℃の真夏日を観測しました。この異常気象で順番に咲くはずの県内の桜は一斉に咲くこととなりました。
4月20日、北上市の展勝地が満開と聞いて向かいました。
他の桜の名所にも寄って、北上市に入ったのは11時。大変だったのはここからです。
展勝地に近づくと渋滞でほとんど車が動かなくなりました。ラジオを聞いてみると、展勝地付近は渋滞2㎞、駐車場は満車との情報が流れました。
混むのはわかってましたが、平日だからきっと大丈夫と甘くみていました。信号が変わっても2台くらいしか進まない状態で、引き返して帰ろうかとも思いましたが、せっかくの満開・快晴、この機会を逃したら絶対損なので車から展勝地の景色を撮影したりして気長に待つことにしました。
駐車場に入れたのは1時間後、駐車場代は500円で出るときに払うシステムです。
展勝地レストハウス前には出店やキッチンカーも並び、ここ2年の自粛ムードも解消されているようです。でも展勝地の花見の特徴でもある北上川の空を泳ぐ鯉のぼり群や遊覧船は中止になっていました。
北上展勝地は500本の桜並木がメインで、敷地内には1万本の桜があるという岩手県最大の桜の名所です。「みちのく三大桜名所」の一つでもあります。
北上川沿いに2㎞続く満開の桜並木のトンネルを歩いていると、とても綺麗でボリュームもあってどこまでも続いているように思えてきます。
帰りは桜並木の外側を歩いてみました。広い公園になっていてこちらから見る桜並木と青空の風景も最高です。
所々で演奏・ジャグリング・猿回しなどの大道芸人たちがショーをやっていましたが、やはり観光客の目的は桜だからでしょうか立ち止まる人は少ないように思えました。
駐車場に戻り、帰りの道は渋滞も全く無く楽に走ることができました。駐車場空き待ちの渋滞はまだまだ続いていましたが。
展勝地の南側にある男山にちょっとだけ寄り道してみました。標高163mの丘で、車で頂上付近まで行くことができます。そこからは北上の街や北上川の流れ、桜色の展勝地を眺めることができます。
渋滞の展勝地ですが、こちらは観光客に知られていないのか空いていますので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。
最高の天気・最高の桜を見ることができましたが、やはり展勝地の桜には鯉のぼりが付きものです。来年こそは完全な展勝地を見てみたいなと思います。
次は渋滞前に着きたいです。
1月末、毎年この時期になると早朝にマガンが飛び立つ景色が見たくなって、宮城県北部の湖沼に向かいます。
栗原市と登米市にまたがる伊豆沼が有名ですが、今年は大崎市田尻にある「蕪栗沼」に行くことにしました。
近くを通ったことはありましたが、蕪栗沼は初となります。
翌日の天気を確認して早く床に就き、当日は余裕をもって車を走らせました。
太陽が昇るあたりにマガンは一斉に飛び立つので、そのタイミングを逃したらアウトです。
だいたいの場所にカーナビをセットして、東の空が薄っすらと明るくなってきた頃に沼へ到着しました。
マガンはまだ寝ているでしょうか、沼はまだ真っ暗で何も見えません。
一応前日にネットで下調べをしてきたので、駐車場を探して沼の周りをウロウロしていたのですが何か変です。
何と、全然違う沼へ到着していたのでした!!
慌ててカーナビをセットし直します。本物の蕪栗沼はそこから10分ほど走らねばならないようです。東の空はだんだんと明るくなっていきます。
蕪栗沼の周りの道は狭い所が多く、車ですれ違いできないほどです。早朝なので対向車は来ませんでしたが、雪が積もっていたり凍っていたりでちょっと大変でした。
駐車場は数か所あるようですが、どこも数台停められるくらいです。
私は昇る太陽が見えるように沼の西側に車を停めました。観察ポイントはどこも駐車場から歩かなければならないようです。
葦が生えていて西側からは水面が見えません。でもたくさんのガンの鳴き声がします。
東の山が少しオレンジ色に染まってきた頃、鳴き声とともに凄い数のマガンが西へと飛び立って行きます。
これぞ冬の絶景です。これを見るために早起きして来ました。
その後更に二回に分けてマガンの群は飛び立って行きました。
夕方には同じ数のマガン達がこの場所に帰ってきます。夕方もまた絶景を拝めるでしょうが、それまでここにいるのは大変なのでそれはまた別の機会にします。
東の空は曇っていて日の出は見ることができませんでしたが、雲から漏れる光がまた綺麗でした。
西の雪山をバックに列を作って飛んで行くマガン達を見送ったあとは私も移動することにしました。
まだ蕪栗沼の一部しか、それどころか湖面すら見ていません。他の駐車場を探して東側へと移動しました。
車を停めて少し歩くと沼がよく見える場所がありました。
マガンや白鳥などは飛び立った後でしたが、たくさんのサギや獲物を探して飛び回る猛禽類の姿が見えました。
この蕪栗沼は野生動物の宝庫で、タンチョウヅルやオオタカなどレアな鳥も見られることがあるとか。
自然豊かな場所なので、いろいろな決まりがあるそうです。
伊豆沼では鳥用の餌が売っていて餌付けができますが、蕪栗沼は餌付けが禁止です。
他にも車のヘッドライトを消すようにとかカメラのフラッシュは使わないとか、むやみに生き物を採取しないとか、外来種を釣ったらリリースしないとか。
詳しくはホームページで確認してから向かうのが良いと思います。
日が高くなりマガンが全て飛び立ったようなので、最後にドローンを飛ばして蕪栗沼の全様を撮影してみました。(スクールに通って講習終了証が最近届きましたので、国土交通省に機体登録済みです。)
上空から見た蕪栗沼は人工的に三つくらいのブロックに分けられていて、沼と言うよりほとんど湿地になっているのですね。
朝8時になり蕪栗沼を後にしました。この日の朝は寒かったので途中のファミレスで温まってから帰りました。