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mimikoさんの尾道に対する口コミ

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mimikoさんのクチコミ
2018年11月19日に投稿されました。
旅女こと、私の今回の紹介は尾道です。

尾道とはもちろん広島県尾道市、古くは備後と呼ばれ、どちらかというと広島県の東に位置し広島市より岡山市の方言や文化の影響を受けています。
お年を召した方には、林芙美子、志賀直哉などが居を構え、尾道を舞台とした作品を発表したことから「文学の町」として知られ、映画好きの方には小津安二郎監督の「東京物語」が尾道で撮影され、大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の『尾道三部作』で「映画の町」として有名になりました。
そして最近では「尾道ラーメン」としてのご当地グルメで全国区になったり、「しまなみ海道」の本土側出発点として、四国への玄関として知られ、そのしまなみ海道を自転車で四国まで渡るサイクリングロードとして世界中の自転車愛好家に知れ渡ることとなりました。

またあまり知られてはいませんが、尾道はお寺の町でもあります。
現存する江戸時代以前に造られた三重塔は全国で105基ありますが、そのうちの3基は尾道にある天寧寺、西国寺、向上寺です。
天寧寺、西国寺両塔はそれぞれ千光寺山、西国寺山の山麓に建ち、尾道の繁華街からよく見える立地にあります。

もともと尾道を観光地として有名にしたのは、瀬戸内海国立公園内に位置するところ。千光寺山山頂から臨む海と島とが織りなす尾道水道の美しさ、また千光寺山を中心に山麓に民家が立ち並ぶ「坂の町」としての情緒が、尾道の魅力だと思います。

私は尾道に親戚がいることもあり、子供の時から親に連れられて何度も行っています。
その時は、都会生まれ、育ちの私には、ただの地方の田舎町という記憶しかありません。でも大人になりそれなりに年を重ねてからは、純粋に観光として数年に一度の割合で、訪問しています。
親戚づきあいが無くなって、なぜたびたび行きたくなるのか、その理由ははっきりとはわからないのですが、一つだけ思うのは「昔の面影が残っている、大きく変化をしていない」ということでしょうか。
都会に住んでいると、その町の変化に驚かされ、ついていけない気持ちに陥りますが、尾道に行くと、それがないということ。

もちろん、少なからず尾道も変化しています。
子供の時連れて行ってもらった千光寺山頂にある尾道城は今は閉鎖されています。
尾道水道に面した漁船がたくさん停泊していた場所は、いまはきれいに整備されています。

でも千光寺山の坂の道は昔のまま存在し、地元の方は同じようにその階段を上り下りし日常生活を送っています。
尾道大橋が出来ましたが、向島に渡るのは、昔と同じように尾道水道で運行するフェリーでしかもそのルートは尾道の町に三か所以上あると思います。
見た目には尾道の方、そして尾道を起点とした瀬戸内の島の方々は、昔と変わらないような生活をしていると思えます。
それが私のような部外者、よそ者から見ると、親しみやすさ、懐かしさなどが重なり、たびたび訪れてみたい気持ちになるのだと思います。

尾道は、私の回顧による哀愁や懐かしさだけの魅力ではなく、純粋に観光としての魅力すなわち、尾道水道の美しさ、坂の町としての風情、お寺を中心とした歴史ある町並み、尾道ラーメンはもちろんのこと、オコゼなどの瀬戸内の幸満載のグルメなどなど。その素晴らしさは言い尽くせません。
大好きな街、尾道をみなさんもぜひ一度訪問してみて下さい。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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