場んでっとさんの千葉県立房総のむらに対する口コミ

わずか300円で江戸時代の町並みや習俗が学べる屋外体験博物館。
なんと日光江戸村の十六分の一の入場料金である。
県立の公共施設だからこそ実現できている。


■概要
江戸時代を中心とした商家、武家屋敷、農家などの建造物がとても充実している。
スタッフによる農作業もなるべく当時の装備で行うなど本格的。
所在地がどの駅からも遠く離れておりマイカー持ちでもないと気軽にはいけないのが難点。


■交通に関して

成田駅から本数の少ないバスが出ている。
成田山参詣と同時にこなすとよいかもしれない。

JR安食（あじき）駅からもバスは出ているがやはり本数は少ない。帰りの時間を外すと迷子になるので注意。
JR下総松崎駅からはバスはないが、房総のむらから一番近く、急激な坂道を上ったり下ったりするが徒歩も一応可能である。古い駅舎には味がある。
行程に街灯がないのと秋でも蚊が多いので用心されたし。


■感想

コロナ禍による県境横断が解禁されたので行ってみた。
人がいなくてカメラ向け放題。
とても楽しい。

ほとんどの屋内には立ち入れないがお客のコスプレイヤーが二階の窓から顔を出したりして江戸時代の風情に花を添えている。

マップ片手に稲穂が実る田圃地帯から炭焼き小屋に向かう。
途中の竹林も美しく、軽いハイキングの気分になる。
これで300円は安い。

農家ゾーンでは綱つりといって疫病退散や魔よけの習俗が各所で行われている。いくつもある。
よく出来た縄の蛇があり、これは必見。そこそこでかい。