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■前編 行くぜ、弥彦神社
18きっぱーにとって弥彦神社への東京からの日帰りは絶望的である。
東京←→新潟間を普通電車で片道8時間オーバー。
一日12本。最終電車もはやいはやい。
死ぬる。逃がすと新潟に泊まりである。
朗報は元旦にきた。
年末年始に臨時列車が増便である。
これにより若干ながら時間短縮が期待できる。
場んでっとさんはよし、行くぞう!!と18きっぷを掴んで走り出したのであった。
行くZ、ももいろくろーばー!!!
■温泉地
東京から日帰り一番遠いところを目指しただけなのに思わぬボーナス出てきた。
弥彦神社のある地はなんと温泉地だったのである。
知らんかったわ。
といっても観光温泉の面は弱い。
参拝客向けの旅館が内風呂を有料開放している。
最終列車を逃がした哀れな客のために本日の空き室なども掲示している。
空き室あります。
ちょっとラブホみたいだ。
ほっぺが「ぽっ」となっちゃうね。
お金と着替えは余分に持って出掛けてもいいかもしれない。
■ドーム型足湯が完備の弥彦駅前
弥彦駅からほど近い駐車場の敷地内にドーム型足湯がある。
無料。
雨の日も雪の日もあったまれる。
中に入ると湿気と湯気でむんむんしている。
ジモティーが漫画を持ち込んで足湯であったまりながら長時間読んでる(紙が湿るだろうに)。
足を拭うための手ぬぐいタオル等の持参をお忘れなく。
はー、あったけえ。
いいぞここは!!
■参道の温泉まんじゅうと寿司とおもてなし広場
前情報なしでやってきたが、ここ、楽しい。
温泉まんじゅう屋がもうもう湯気を上げてにぎわっている。
新潟との接点が不明なジャイアントパンダ焼き屋も存在する。
よく分からん活気がある。
新潟と言えば海に面している土地だけに刺身、寿司が期待される。
期待通り、参道には寿司屋がある。
食堂もあって刺身や煮付けなど魚料理を推している。
安価なフードコートを擁するおもてなし広場は1000円以内で海鮮丼も食べられる(ただし、漁業場は外国で輸入の魚肉だけどな!!!魚に国境はないのだ!!)。
おにぎり定食もあるし。
新潟のイメージ通りだ。
いいぞいいぞ。食の新潟いいぞ。
ご当地グルメがそこそこ満載だ!!!
総合観光施設としてのおもてなし広場もまた見所だ。
駐車場がほぼ満杯。
足湯と手湯があり、フードコート、土産物売り場、マッサージ屋などが軒を並べている。
ここでずいぶんと時間を吸われる。
地元の特産品にきのこがたくさんある。
おもてなし広場の向かいには観光案内所もある。
うはうは。たのしーーー!
■ハイキングするんだ
おもてなし広場の向かいに弥彦公園がある。
弥彦神社の裏側に弥彦山があってハイキングというか、登山というか、晴れたらぜひぜひ、なんですけど終電問題もあって気軽には挑戦できないスポットがある。
色々な理由があって諦めざるを得ないが、仁和寺にある坊主のように憧れは止まず。
そこで、この弥彦公園である。
中に丘があり、展望台を擁する。
マップを見る限り、チョロい。とてもチョロい。
これは登らなければならない。
憧れの弥彦山には手が届かずとも、弥彦公園には手が届く。
GOGOGOGO.
登った。
公園入り口から30分もあれば登頂完了。
雨の日の正月でだーれも人はいなかった。
木々の間から新潟の、弥彦の町並みが見える。
弥彦山よりもずっと低いのだろうが、登り切ったなら満足度はうなぎのぼり。
木々の間から見える町並みの、なんと寂しい新潟の雨の景色だろうか。
これが一年の初めかと思うと寂寥感に心が満たされ、涙が落ちそうだ。
温泉が欲しくなってくる。
そうか、この寂しい景色は温泉で満たされるためのスパイスなのだ、と独り合点する。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。