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GAYOSHIさんの祇園祭に対する口コミ

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GAYOSHIさんのクチコミ
2022年08月09日に投稿されました。
おそらく日本で一番有名な祭り、京都祇園祭の紹介です。
古くは平安時代に疫病・災厄の除去を祈った祇園御霊会を始まりとする、八坂神社の祭礼です。
コロナの影響で去年と一昨年の2回ほとんどの行事、祭事が中止になりましたが、2022年は山鉾巡行と神輿渡御が、3年ぶりに執り行われました。

祇園祭は7月17日に行われる山鉾巡業があまりにも有名ですが、7月1日から約一か月間にわたり色々な祭事が行われ、京都市中は祭り一色に染まります。

私自身は過去、前祭の宵宮、前祭の山鉾巡行、後祭の山鉾巡行と花傘巡行と3回程訪れていますが、今年は私自身の日程的都合が合ったものですから、ぜひ他の祭事も見てみたい、こんな機会は二度と無いと決心し、7月7月10日(日)~7月17日(日)の8日間、祇園祭の中心である四条烏丸にホテルを予約、8日間祇園祭を堪能することにしました。

その8日間の体験は、あまりにも量が多いものですから、幾つかの祭事に分けて投稿します。

3回目の今回は7月12日(火)~13日(水)の期間に行われる「前祭鉾曳き初め」の投稿です。

「前祭鉾曳き初め」とは、山鉾巡行に向けて建てられた鉾や曳山が、きちんと動くかどうか試運転をすること指します。
山鉾巡行以外で、鉾が実際に動くところを見られるのは、この曳き初めのときだけです。
そして鉾は祇園囃子を奏でながら、町内を試し曳きしていきます。
例年だと鉾によっては一般の人も参加できることもあったそうですが、今年は感染防止上、全ての曳き初めで一般参加は不可となりました。
当日私が見た範囲では、函谷鉾は高校生、鶏鉾が女子大生と小学生の混合チーム、月鉾が地元町民、船鉾は小学生が曳いていました。

山鉾巡行でももちろん山鉾が曳かれるのを見ることが出来ますが、曳き初めとの決定的違いは“距離感”です。
投稿した写真からもわかると思いますが、本当に近くから見ることが出来ます。
釘を使わず、縄だけで建てられた鉾。動き始めと止まる時に大きく「ギシギシ」という音がなり、移動中も鉾が横に揺れる様子が見えるのですが、縄がらみにより衝撃が吸収され、傾いたり崩れたりする気配はまったくありません。
また、歩くスピードとほぼ同じくらいで動き、鉾が大きいため身近で見るとかなり早く感じるため、大変迫力があります。

そしてもう一つ、そして最大の魅力と私が思うのは、鉾が東西にクロスして同時に動くところが見られることです。
どういうことかというと、巡行では山鉾が一列に並んで同じ方向に引かれますが、曳き初め時の鶏鉾と菊水鉾は室町通を南北に、月鉾は四条通を東西に曳かれます。
そしてそれは同時に行われます。
よって室町通と四条通の交差点では向きの違う鉾を同時に3基(既に曳き初めが終わって四条通に函谷鉾も入れると4基)見られるのです。
しかもその間は四条通の車両を全てストップさせます。

いずれの光景も山鉾巡行とは全く違う光景です。
今回私が投稿した写真から、そんな雰囲気を少しでも感じて頂ければ幸いです。

そして1日しか祇園祭が見られない日程であれば、私はこの「曳き初め」の日を選ぶことをお勧めします。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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