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白鳥庭園は愛知県名古屋市熱田区にある、中部地区で最大級となる日本庭園。
中部地方の地形から、築山を御嶽山に、そこからの流れを木曽川、その水が注ぎ込む池を伊勢湾に見立て、源流から大海までの「水の物語」がテーマとなった池泉回遊式庭園です。
滝や巨大な岩により創り出された源流風景、清流がおりなす渓流風景、渓谷を覆う楓の紅葉。
深山幽谷の雰囲気を感じながら、一年を通じて花や紅葉、雪吊りといった、四季折々の風景を楽しむことができることで有名です。
ただ私自身は、季節ごとの草木などを撮影することが好きなこともあり、以前にも何度も「たびかん」に投稿したとおり、春は梅、桜と始まり、5月は新緑、6月はユリ、梅雨から夏にかけてアジサイ、スイレン、ハス、と続き、秋の七草、紅葉、冬はツバキ、スイセンと四季折々の花や植物が楽しめることが、ここ白鳥庭園の最大の魅力と感じています。
この時期は、木曽三川(揖斐、長良、木曽各川)と伊勢湾の地形をモチーフとしている池でスイレンがとても美しく花開く季節。
そして運が良ければこの池に隣接している清羽亭の庭の飛び石部分から、池のスイレンを近くから鑑賞出来る日があります。(通常は茶室として利用されていますので、池に近づくことが出来ません)
ちなみにスイレンの別名・和名は「子午蓮・睡蓮」ともいうそうで、その名前の由来は、夕方になると眠る(睡る)ように花を閉じることにちなんでいるから。
また 別名「未草(ヒツジグサ)」は、未(ヒツジ)の刻(午後2時頃)に花を開くことに由来しているそうです。
またこの時期には、ハス池ではハスの花も咲きますが、数が少ないので、あまり期待は出来ません。
それよりも、あまり知られてはいませんが、秋には紅葉で有名な滝付近にて、落水の涼を感じる中で見事な青もみじを堪能出来ます。
まさに「緑がかる季節」を満喫できる一瞬ですので、ぜひこちらも体験してみて下さい。
■開園時間
午前9時から午後5時 (入園は午後4時30分まで)
■休園日
月曜日(祝日のときは直後の祝日でない日) 年末年始(12月29日から1月3日)
■入園料 300円
■交通
●車の場合 白鳥庭園駐車場(有料) 乗用車の場合1日300円
●公共交通機関 地下鉄名城線『神宮西』駅下車。4番出口より徒歩10分。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。