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中将姫の蓮糸曼荼羅(当麻曼荼羅)の伝説で知られる當麻寺は、二上山の麓に位置します。
當麻寺がある奈良県葛城市當麻地区は、奈良盆地の西端、大阪府に接する位置にあり、古代においては交通上・軍事上の要地であったといいます。
また一般的には、地元や関西の方にとっては、しゃくなげやぼたんで有名で、4月〜5月にはたくさんの観光客で賑わうことで知られています。
ただ私にとっての當麻寺は、東西両塔そろった三重塔になります。
私事で恐縮ですが、私が寺院仏閣に興味を持ったのは、今から半世紀近く前の高校生の時ですが、その時の私の一番のお気に入りのお寺がこの當麻寺でした。
その理由は、当時住んでいた場所から近鉄電車で行け、しかも駅から徒歩すぐというのが高校生にとってはありがたかったというのもありますが、当時から五重塔や三重塔が好きな塔マニアだった私にとって、この當麻寺には当時唯一の東西両塔そろった三重塔があったからです。
※いまでこそ東西両塔そろった寺院には薬師寺がありますが、当時薬師寺には東塔しかなく、西塔はその後再建されたのです。(もっとも西塔が再建され両塔そろったのもつかの間、今度は東塔の修復工事が始まり完成は来年春の予定)
その東西両塔を眺めるために、高校生だった私は何度も當麻寺に足を運びました。
その後社会人になり、引越や結婚など私の人生も大きく変化し、半世紀近くが過ぎたわけです。
最近になって、生活にも少しの余裕が出来、大昔の趣味であった写真撮影や寺院仏閣巡りを復活させたわけですが、その流れの中で本当に久しぶりに當麻寺に行ったのが、今回の写真であり投稿です。
昔から寺院仏閣は好きでも、宗教や仏像には興味のない私は、今回も當麻寺の東西両塔を眺めるのがその目的でした。
よって以前もそうでしたが、當麻寺中之坊にも當麻寺西南院にも一度も入ったことがありません。
境内そのものは歩いていますが、ほとんどを當麻寺周辺の散策に費やします。
だから當麻寺そのものについての投稿は出来ません。
でも當麻寺周辺については感想を記述できます。
今回半世紀ぶりの訪問です。
でも、記憶のままです。
ほとんど変わっていません。
當麻寺から田んぼや畑のあぜ道を歩いて離れて行っても、ずっと東西両塔を見ることができます。
薬師寺も法隆寺も、その周辺はやはり町として発展、変化しています。
年々その風景は変化しています。
でも當麻寺は、少なくとも私の記憶、思い出と大差ない形で残っていました。
そんな記憶の風景、昔の自分との対面をしたような一日でした。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。