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❝萬勝院❞は、山岳の古刹で、通称≪ぼたん寺≫と呼ばれています。
4月27日(金) 天候:晴れ
西播磨の人里離れた富満(とどま)高原の山頂付近にある・・・知る人ぞ知る・・・花のお寺です。
『山門』越しに見える“ぼたん”の花々・・・門をくぐる...と、境内には所狭しと咲き誇る赤や白、そしてピンクや黄色に彩られた“花園”が目に飛び込んで来ました。・。
広大な寺域には約100種・1,000株、8,000余輪の花々が植えられているそうです。
手の届く位置に植えられた“ぼたん”の花たちは、色艶もよく入念に手入れされ、大事に育てられた大輪の花弁・・・一輪一輪が拝観に訪れる人々を出迎えているかのようでした。
私達が訪れたのは閉門の1時間前で、当日最後の拝観者のようでした。
花園の手入れをされていた住職の奥様が、一輪の“ぼたん”を持って?手水鉢?にそっと浮かべておられました。
手入中に折れた深紅の“ぼたん”・・・一輪...でした。
?手水鉢?に浮かぶ“ぼたん”の花一輪を、❛パチリ❜...と、撮っておきました。
迷路のような花園の狭い散策路・・・歩くたびに花弁が身体に触れ、揺れ動く“ぼたん”の花をそっと手で支えつつ花園をめぐります。
花の美しさは午前中が好い...と、云いますが、西日に照り映える“ぼたん”の花たちも、美しく山寺の境内を鮮やかに彩っていました。
花園から境内の奥を散策します・・・大木が生い茂るその先を進む...と、【本堂】があり、その袂には〖開山堂〗が静かに佇んでいました。
【本堂】に参拝・・・そして、庫裡の裏山にある花園をめぐります。・。
近年、獣害(鹿・猪)に遭われ、寂しくなった花園・・・今年植えられた“ぼたん”の花たちが、添え木で養生され、成長途中の苗木たちも小さな花を咲かせ、山の緩斜面を可愛く彩っていました。
数年先には裏山の緩斜面一帯が美しい“ぼたん”の花園に生まれかわる事でしょう。
境内の花園に戻り、『鐘楼』の周りに咲く“ぼたん”の花々を眺めながら・・・閉門間近の『山門』へと急ぎました。
風に揺れる葉擦れの音...と、鳥のさえずりしか聴こえてこない山奥の静かな寺院・・・季節を変えてもう一度訪ねて見たい花の寺でした(*^。^*)
ぼたん期
例年4月下旬〜5月上旬です。
拝観時間:8:30〜16:30
拝観料:大人/500円・小人/300円
駐車場:500円/台 (普通車)
アクセス
鉄道:JR上郡駅下車・タクシーで約20分
車:山陽自動車道⇒播磨JCT⇒播磨自動車道⇒播磨新宮(終点)〜上郡方面に約7km…道筋にある❝萬勝院❞の標識を右折し、山道(狭い)を約6kmです。
途中、お寺に行く道と、帰り道の一方通行になった所があります・・・気を付けて走行して下さい。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。