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あるぱ7216さんの春国岱に対する口コミ

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あるぱ7216(休止中)さんのクチコミ
2018年07月29日に投稿されました。
高架木道と朝焼けに染まる雲が水鏡に写った春国岱の絶景。暫く目を見張るほどの美しさでした。これが天国へ続く木道なのかもしれません
春国岱に設置された高架木道。遠くの森からエゾシカとの感動の出会いがありました。
高架木道を歩いているだけで、春国岱の大自然を感じ、立ち止まって深呼吸したくなります。
動物の楽園のような春国岱。エゾシカを始め、色んな野生動物を見る事が出来ます。
鶴の一声が聞こえ、その方向にはなんと、特別天然記念物のタンチョウの姿がありました。
遠くの波止場に、まるで子供が座っているかのように、普通に留まっていたオジロワシ。本州だと、大騒ぎになるほど珍しいワシですが・・・。
 ラムサール条約にも登録されている春国岱は、風連湖と根室海峡に挟まれた湿地や原生林などがある島で、高架木道を歩きながら春国岱の大自然を観察する事が出来ます。

 まず春国岱を歩く前に、国道44号線沿いの丘の上にある「春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター」に行かれる事をオススメします。
 ココで飲料などを購入し、トイレを済ませ、双眼鏡を借りて、スタッフに春国岱の情報を教えて貰うなどすると、より春国岱が面白く散策出来ると思いますので、そこから春国岱の駐車場まで移動される事をオススメします。


 春国岱は架橋されてますので、自動車で春国岱へ行けます。
 駐車場を降りると、スグに砂丘の上に設置された高架木道がありますが、最初は左手に干潟、右手に砂州と根室海峡を望みながら歩きます。
 やがて高架木道は春国岱の浅瀬の湾の中を進みますが、満潮時は、まるで水の中を行くような、とても清々しい雰囲気の中を歩く事が出来ます。

 辺りが水に囲まれた、人工音の聞こえない、鳥の”さえずり”しか聞こえない春国岱の大自然は、立ち止まって辺りを望むだけで癒され、コンビニで買ったコーヒーやおにぎりも、ひと味もふた味も違う気がします。


 しばらくすると朝日が昇りました。

 水鏡に写った青空とちぎれ雲と高架木道が朝日に照らされると、さっきまで暗かった景色が、一気に鮮明に写ってきました。
 それはそれは目を見張るほど美しい春国岱の絶景。
 更に鳥の大合唱にも囲まれ、それはもう絶筆に尽くしがたい大自然の協奏曲。しばらくの間魅入ってしまいました。

 春国岱には、

「天国に続く木道」

 があると言う事を、以前どこかで聞いた事がありましたが、それはまさに、この景色だったかもしれせん。

 さらに高架木道を進むと、奥の森から沢山のエゾシカの集団がコチラに向かってきました。

 多少私を警戒するものの、少し距離を置いて草を食んでいますが、初夏は可愛いバンビの姿を見る事が出来ます。
 お母さんエゾシカは、バンビを気にしながらも草を食みますが、バンビは見るもの全てが楽しい様子で、お母さんエゾシカと草を食んだり、おっぱいをねだったり、バンビ同士で遊んだり、お母さんに必死に付いて行ったりと、色んな姿を見る事が出来ました。

 こんな大型動物を間近で見る事が出来るのも、大自然が残る春国岱の実力かもしれませんし、見ていて面白く本当に癒されますが、一時間も観察していると、エゾシカは座り込んで反芻(はんすう)を始めました。

 こうなると非常に動きが乏しくなりますし、さらに草陰に座り込んで反芻しているので、散策してもエゾシカは見つけにくくなります(残)
 ですから
「動物は何も居ない・・・。」

 と思わずに、よく探していただくと良いと思います。


 まるで外国にでも来ているような広大な春国岱を見渡すと、草葉の陰にキタキツネが、遠くにタンチョウが、また子供が座っているかのような、大きなオジロワシの姿もありました。
 たまに琵琶湖辺りまでワシが南下すると、テレビなどで大騒ぎのニュースになったりしますが、春国岱では、結構普通にオジロワシが見れます。

 これだけ動物が見れたのは驚きですが、一か所に水辺、干潟、湿原、草原、原生林があって、動物にとって非常に住みやすい環境があるからだと思いますし、本当に春国岱は、そこに住む動物たちの楽園であると共に

「奇跡の島」

 と言う風に春国岱が言われる所以かもしれません。


 双眼鏡を持った、何人かのバードウオッチャーさんが春国岱を訪れましたが、春国岱はこれまでに200種以上の野鳥が記録されているそうで、まさにバードウオッチャーさんには、垂涎モノの場所でもあります。
 また夏だけでなく、冬になれば、ハクチョウやオオワシ、ゴマフアザラシも観察出来るなど、四季を通して沢山の動物がやって来る楽園でもありますし、また動物だけでは無く、植物の種類も多く、野生の花の観察も盛んです。


 特筆すべきは、4月下旬 〜7月下旬 にかけて、潮干狩り(有料)をすることが出来ます。

 陸上だけでなく、海や干潟も生物が多い春国岱ですが、事前に根室湾中部漁業協同組合に問い合わせが必要で、まるでハマグリかと思う程馬鹿でかいアサリや、運が良いと、あの高級寿司ネタとして珍重されている「ホッキ貝(北寄貝)」も掘る事が出来ます。

 活きたホッキ貝なんて、おそらく殆どの方は、
「捌かれた寿司ネタの状態でしか見た事がない」

 と言う方も多いと思いますが、ホッキ貝は掌くらいのサイズがあるので、掘り当てると宝物を見つけたような感じで嬉しさが倍増します。
 道内各地から潮干狩り客が訪れる、春の風物詩となった潮干狩りはオススメですし、そもそもホッキ貝が掘れるなんて、日本中を探しても、ココだけの特典??と思います。

 四季を通して沢山の動物が観察できる春国岱は、潮干狩りも兼ねると結構な時間を要しますので、是非「春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター」に寄られてから、時間を取って訪れて頂けると良いと思います。

〇アクセスなど
・JR根室本線厚床駅から根室交通「根室」行きバス「東梅(とうばい)」下車
・春国岱ネイチャーセンター、春国岱に無料駐車場有。
・トイレや売店はネイチャーセンターにあり、双眼鏡の貸出有り
※開館時間:午前9時〜午後5時(10月〜3月は、午後4時30分閉館)。主に毎週水曜日や年末年始は休館
・潮干狩り(有料)は、事前に根室湾中部漁業協同組合に要問合せ(予約は0153-25-3131)。4月下旬〜7月下旬頃まで
・春国岱ネイチャーセンター及び春国岱は入場無料
・エゾシカ、タンチョウ、オジロワシ、キタキツネ、いずれかの野鳥は通年春国岱に居るとされますが、時期や時間帯により、いつも必ず見れる訳では有りません。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
長野県在住の男性の方からのコメント [2019-06-03 11:24:45]
詳細な情報有難う御座いました

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