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ウマゴンさんの京都五山送り火に対する口コミ

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ウマゴンさんのクチコミ
2019年09月02日に投稿されました。
東山に大の字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が点る、京都五山送り火に行って来ました。

過去には定番の鴨川デルタで東山の大文字を見に行ったことはありましたが、今年は嵯峨の鳥居形を見に行きました。
正直に言うと、鳥居形送り火というよりは広沢池灯籠流しを見たかったのです。

広沢池灯籠流しとは、毎年8月16日7時より催されるお盆の精霊送りの行事。
広沢池の西南にある児神社(ちごじんじゃ)で受付。
回向(塔婆施餓鬼供養)をした後,広沢池一面に五色の流し灯籠を水に浮かべる。
鳥居形の送り火とのコントラストはまさしく幽玄の世界そのものと評されます。

余談ですが、広沢池の灯篭流しは近くの遍照寺が執り行っていますが、当日の受付などの場所は児神社です。
単に広沢池の湖畔のすぐ隣りに児神社があるからなのか、何か歴史的背景があるのかは知りませんが、少し気になりました。

鳥居形の送り火と広沢池灯篭流しの位置関係ですが、広沢池の西南側湖畔に児神社があり、そこで灯篭流しの受付を行います
そして児神社の西側であり広沢池の西側の曼陀羅山(別の山名もあるようです)にて鳥居形の送り火が行われます。
よって、鳥居形送り火をバックに広沢池の灯篭流しを見たいのであれば、広沢池の東側湖畔、児神社の反対側に行く必要があります。

当然私も東側湖畔へと向かいました。
そこへ到着したのは6時くらいだったのですが、もう既に多くの方で場所取りされていました。
元々樹木などもありますので、池から曼陀羅山が見える場所はそう多くはありません。
何とか立ち見で三脚を立てられる場所を確保しスタンバイ。
7時近くには、元々広くない湖畔の道というか通路は人であふれ、身動きできない状態になりました。

7時になり私のいる向こう岸、児神社のあるあたりからお経?が聞こえ灯篭流しがスタート。
当初は児神社近くの湖畔から灯篭を流すのかと思ったのですが、広沢池北側から沢山の灯篭が流れてきました。
船から流しているのか、北側湖畔から流しているのか、私のいる場所からだと樹木が邪魔をしてわかりませんでした。
毎年そうしているのか、風向きによって今年は北側からだったのかはわかりませんが、7時10分頃には私の正面の池にも数百と思われる灯篭が流れてきます。

まだ鳥居型は点火されていない時間帯ですが、広沢池一面に広がる灯篭はとても幻想的!
決して小さくはない広沢池全体に幽玄の世界が広がっていきます。
そして時間がたつと、その灯篭は私のいる岸部にも流れ着きます。

私は岸辺から少し離れている高台にいた為、湖面の高さ、すぐ近くから灯篭を見ることは出来ませんでしたが、岸辺に居れば目の前で灯篭流しも見ることが出来ます。

ただ残念だったのは、8時20分、鳥居型が点火される頃には、ほとんどの灯篭が東または南側の岸辺に流れてしまい、鳥居型送り火と灯篭のコラボというかコントラストはあまり楽しめませんでした。


最後に、2019年7月18日に起きた京都市伏見区の京都アニメーション放火事件。
京都市民、アニメファンはじめ多くの方に衝撃を与えました。
投稿の写真の通り、今回の灯篭流しにおいても「京アニ火災犠牲者供養」という灯篭にてその供養と悲しみを表していました。
京アニ代表作品の一つである「涼宮ハルヒの憂鬱」の大ファンである私からも、犠牲者のご冥福をお祈りいたします。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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