
8.7点
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- きょうとござんおくりび
京都五山送り火
お盆の精霊を送る伝統行事。5つの送り火すべて京都市登録無形民俗文化財。
東山に大の字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が点る。
浮かび上がる字を京都市内各所から見ることができる。
画像提供:mimiko様
※MAPは京都市内中心部を示しています。
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京都五山送り火(は、毎年8月16日に京都市内で行われる伝統的な行事です。
この行事はお盆の最終日にあたる日で、先火を焚いて祖先の霊を供養し、彼らをあの世へ送り返すために行われ、五つの山に大きな火文字、大文字、妙法、船形、左大文字、鳥居形が点火され、その光景は非常に厳粛で、京都の夏を象徴する風物詩となっています。
私は過去、「大文字」と「鳥居形」を見学したことがありますが、今回は「左大文字」を近くから見学しましたので、それを紹介します。
「左大文字」は京都市北区大北山・大文字山にて20時15分頃に点火されます。
左大文字の送火の起源や、その意味については諸説があり確定していませんが、江戸時代の初めには記録にあらわれ、お盆の精霊の送り火として毎年点火されてきました。
左大文字は、法音寺を中心とした旧大北山村(衣笠街道町を中心に金閣寺周辺の町内)の人々によってうけつがれ、現在は「左大文字保存会」が担っています。
保存会は、宗派は問わず地元に住む中学1年生から加入でき現在70名ほどの会員。
お盆に 先祖の精霊を送る宗教行事を継承しています。
左大文字が灯される大北山の大文字山は、岩石が多くて火床が掘り難いところから、以前は篝火を燃やしていましたが、現在はコンクリートの火床を使っています。
8月16日の午後7時頃、大北山の法音寺門前通りで門火(篝火)を焚き、先祖の霊をお寺ヘと導き、境内に設置された、送り火の親火台で護摩木が焚かれて先祖の霊をなぐさめる点火法要が行われます。
そしてその火で親火松明と手松明がともされて、山上へ運ばれ、山上の火床に点火されます。
火床:53ヶ所、大きさ:一画48m、二画68m、三画59m。
大文字は一斉点火ですが、左大文字は筆順に沿って点火されます。
当日私は、法音寺に6時ごろ到着、そして点火法要を見学しました。
法音寺周辺は観光客というよりは、近所や関係者の家族が見守るという雰囲気。
写真のとおり、点火法要の後の親火松明と手松明が灯され山上へ運ばれる行列は迫力の中に厳粛な美しさがあり、他の送り火では見られない光景で、本当に感動しました。
その後行列は山上の火床まで運ばれ点火されますが、山腹を上るその行列の灯もその場からは見ることが出来ます。
その後当初は送り火を「金閣寺前」交差点、西大路通と北大路通がつながる地点近くにある「カトリック衣笠教会」付近で見学する予定でしたが、見学者が多いことと、大きな道路の脇ということで、走行する車のライトが予想以上に明るく照らされることに気づき、場所を少し離れた住宅地の高台に変更しました。
当初予定していた「近くからの迫力ある山焼き」とはいきませんでしたが、本当に近所の方々が1年の恒例行事として見学している感じで、「大文字」を鴨川で「鳥居形」を広沢池で見学するのとはまた違った雰囲気の中楽しむことが出来ました。
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東山に大の字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が点る、京都五山送り火に行って来ました。
過去には定番の鴨川デルタで東山の大文字を見に行ったことはありましたが、今年は嵯峨の鳥居形を見に行きました。
正直に言うと、鳥居形送り火というよりは広沢池灯籠流しを見たかったのです。
広沢池灯籠流しとは、毎年8月16日7時より催されるお盆の精霊送りの行事。
広沢池の西南にある児神社(ちごじんじゃ)で受付。
回向(塔婆施餓鬼供養)をした後,広沢池一面に五色の流し灯籠を水に浮かべる。
鳥居形の送り火とのコントラストはまさしく幽玄の世界そのものと評されます。
余談ですが、広沢池の灯篭流しは近くの遍照寺が執り行っていますが、当日の受付などの場所は児神社です。
単に広沢池の湖畔のすぐ隣りに児神社があるからなのか、何か歴史的背景があるのかは知りませんが、少し気になりました。
鳥居形の送り火と広沢池灯篭流しの位置関係ですが、広沢池の西南側湖畔に児神社があり、そこで灯篭流しの受付を行います
そして児神社の西側であり広沢池の西側の曼陀羅山(別の山名もあるようです)にて鳥居形の送り火が行われます。
よって、鳥居形送り火をバックに広沢池の灯篭流しを見たいのであれば、広沢池の東側湖畔、児神社の反対側に行く必要があります。
当然私も東側湖畔へと向かいました。
そこへ到着したのは6時くらいだったのですが、もう既に多くの方で場所取りされていました。
元々樹木などもありますので、池から曼陀羅山が見える場所はそう多くはありません。
何とか立ち見で三脚を立てられる場所を確保しスタンバイ。
7時近くには、元々広くない湖畔の道というか通路は人であふれ、身動きできない状態になりました。
7時になり私のいる向こう岸、児神社のあるあたりからお経?が聞こえ灯篭流しがスタート。
当初は児神社近くの湖畔から灯篭を流すのかと思ったのですが、広沢池北側から沢山の灯篭が流れてきました。
船から流しているのか、北側湖畔から流しているのか、私のいる場所からだと樹木が邪魔をしてわかりませんでした。
毎年そうしているのか、風向きによって今年は北側からだったのかはわかりませんが、7時10分頃には私の正面の池にも数百と思われる灯篭が流れてきます。
まだ鳥居型は点火されていない時間帯ですが、広沢池一面に広がる灯篭はとても幻想的!
決して小さくはない広沢池全体に幽玄の世界が広がっていきます。
そして時間がたつと、その灯篭は私のいる岸部にも流れ着きます。
私は岸辺から少し離れている高台にいた為、湖面の高さ、すぐ近くから灯篭を見ることは出来ませんでしたが、岸辺に居れば目の前で灯篭流しも見ることが出来ます。
ただ残念だったのは、8時20分、鳥居型が点火される頃には、ほとんどの灯篭が東または南側の岸辺に流れてしまい、鳥居型送り火と灯篭のコラボというかコントラストはあまり楽しめませんでした。
最後に、2019年7月18日に起きた京都市伏見区の京都アニメーション放火事件。
京都市民、アニメファンはじめ多くの方に衝撃を与えました。
投稿の写真の通り、今回の灯篭流しにおいても「京アニ火災犠牲者供養」という灯篭にてその供養と悲しみを表していました。
京アニ代表作品の一つである「涼宮ハルヒの憂鬱」の大ファンである私からも、犠牲者のご冥福をお祈りいたします。
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五山送り火は、毎年8月16日に京都府京都市左京区にある如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火。
宗教・歴史的な背景、お盆の8月16日に開催されることから「大文字の送り火」としての認知が高いようです。
まさに、京の夏の夜空を焦がす名物・伝統行事。多少の雨風でも中止、順延がされないことでも有名ですよね。
そのスケジュールと実施場所は、毎年8月16日に
「大文字」(京都市左京区浄土寺・大文字山(如意ヶ嶽)。20時00分点火)
「松ヶ崎妙法」(京都市左京区松ヶ崎・西山及び東山。20時05分点火)
「舟形万灯籠」(京都市北区西賀茂・船山。20時10分点火)
「左大文字」(京都市北区大北山・左大文字山。20時15分点火)
「鳥居形松明」(京都市右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山。20時20分点火)
以上の五山で炎が上がり、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされます。
2019年は、前日まで台風10号が西日本を縦断、その開催そのものが危ぶまれましたが、当日はその台風も無事通過。相変わらずの蒸し暑い天気ではありましたが、雨にも降られず、まずまずの天候で無事開催されました。
私の今回の投稿は、その五山送り火総論の紹介というよりは、実際観光する場合「どこでどの山焼きを見るのが良いのか」。その一つのご提案と思って下さい。
観光ガイドなどを見ると、最初に点火される「大文字」を河原町近辺の鴨川河川敷、または鴨川デルタ近辺にて、が一般的です。
もちろん「大文字」を見るには問題ありませんが、大変な混雑の中で見る覚悟がいりますし、「大文字」しか見ることが出来ないという欠点があります。
そこで私がお勧めする場所は、京都市北区出雲路松ノ下町の鴨川に掛かる北大路橋及びその近辺の河川敷です。地元では有名なスポットで、それなりに混雑はしますが、何と言ってもこの場所からは、「大文字」「舟形」「左大文字」を見ることが出来ます!
※ネットの情報では「妙」も見えるそうですが、私はわかりませんでした。
※北大路橋の上では立ち止まって見学することは出来ません。警備員に注意されます。
そしてもう一つのメリットは、私のような観光客にとって交通の利便性があります。
この場所、京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅から徒歩10分程度です。
なので、送り火終了後、京都駅まで地下鉄1本で行くことが出来ます。
※但し大変な混雑は覚悟しておいて下さい。
五山送り火を見る動機、目的は人それぞれ色々だと思います。
また、特定の山焼きを一つ、近くで見たい場合は、それぞれのスポットがあると思います。
たびたび訪れることが出来ない、私のような観光客にとっては、まずは全体の雰囲気を堪能したい。そして出来れば複数の山焼きを見たい。そして利便性を考えると、とてもお勧めできる場所です。
一度京都五山送り火を見に行きたいと思っている方の参考になれば幸いです。
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8.1点
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〒602-0881
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9点
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9.5点
京都五山送り火からの距離:約0.4km
〒602-0844
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7点
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〒602-0852
京都府京都市上京区寺町広小路上ル北ノ辺町397

10点
京都五山送り火からの距離:約0.5km
〒602-8041
京都府京都市上京区藪之内町下立売通新町西入ル

10点
京都五山送り火からの距離:約0.7km
〒602-0023
京都府京都市上京区烏丸今出川上ル御所八幡町109

7点
京都五山送り火からの距離:約0.8km
「京都五山送り火からの距離」は、緯度経度のデータから計算したおよその直線距離です。実際の距離とは異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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