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あるぱ7216さんの浮島湿原に対する口コミ

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あるぱ7216(休止中)さんのクチコミ
2020年08月29日に投稿されました。
深い森の木道から、パッと辺りが開けた浮島湿原に到着しました。同時に沢山の野鳥の大合唱にも癒される別世界が広がっていました。
頬に当たる風が無くなると同時に、絶景を映し出す池塘
浮島湿原の名前の由来になった、丸っこい「浮島」。風で移動します。
青空に白い雲、大合唱の野鳥のさえずりが聞こえる美しい浮島湿原の絶景
ルリイトトンボが、コウホネの葉に止まります。他にも沢山の種類の昆虫も飛び交う浮島湿原。
「お母さん。アレ何?」とでも聞いているのでしょうか?感動のエゾシカ親子と会えました
ワタスゲも風に揺れます。野鳥に昆虫に花々に、色んな動植物が観察できる浮島湿原
野鳥の大合唱を聴きながら、しばらく佇んでいた浮島湿原。まさに「天空の楽園」でした
「天空の楽園」
「極楽にでも来たかの様な美しい浮島湿原」
 
 とも言われる「浮島湿原」は、浮島湿原入口の駐車場から、シラカバやダケカンバなどが生い茂る森の中の木道を、1.6km歩いた先にある秘境湿原です。

 深い森の中を歩き続けて、パッと、突然視界が開けるので驚きますが、そこには生い茂る草の中に木道が続き、ところどころ生えているエゾマツが、何ともよい雰囲気を醸し出していました。

 さわやかな高原の風が心地よい、まさに「天空の楽園」「極楽にでも来たかのような美しい湿原」が広がっていましたが、それ以上に凄いのが野鳥の大合唱で、一体何羽の野鳥が”さえずって”いるのか、それだけでも癒される世界が広がっていました。

 浮島湿原は標高870mの高層湿原で、面積は22ha、周囲3kmという広大な湿原で、大小70以上の池塘(ちとう)と呼ばれる池があり、湿原の水の豊かさが分かります。

 木道に沿って歩いて行くと、さっそく池塘が青空の青さを映し出し、美しい浮島湿原の景色に華を添えていました。

 しばらく佇んで風が無くなるの待ちます。
 ふと頬の風が当たらなくなると、そこには青空に映える白い雲にエゾマツなどが逆さに映り、水鏡の池塘に写る一枚を撮ることが出来ました。

 だんだん楽しくなって、池塘に映る景色を撮っていると、遠くで

「ガサガサ」

 と言う音がしました。
 ふと顔をあげると、エゾシカの親子が池塘の奥を歩いており、開けた場所でバンビが不審そうな表情??でこちらを向きました。
 慌ててバンビにピントを合わせて撮影。
 母親のエゾシカは、バンビに

「人間だから大丈夫よ」

 とでも言った感じでバンビを促しますが、バンビは人間が珍しいのか、しばらくじっと私を見つめていました。
 少しして安心したのか、池塘の水を飲んだり飛び跳ねたり、母親のエゾシカに甘えたりと、森の奥に消えて行きましたが、その間3分ほど、エゾシカ親子のほほえましい姿が見れて良かったです。
 
 そう言えば池塘の辺りには沢山のエゾシカの足跡があり、頻繁に水を飲みに来たりするのでしょう。
 エゾシカに限らずこう言った池塘は、野鳥の水場やカエルの産卵場、昆虫が生息する場として非常に価値があり、ずっと聞こえる野鳥の大合唱は、まさにこう言った湿原があるから聴く事が出来る訳で、まさに生き物の楽園でもあります。

 ところで、浮島湿原の「浮島」とは、

(池沼で水草などの植物の遺骸が積み重なり泥炭化して、水面に浮いているものをいう)

 とありますが、その浮島に草などが生え、浮島なので風により移動します。
 浮島湿原ではいくつも浮島を見つける事が出来ますが、それが湿原の名前になり、中には人間が乗っても沈まないほど大きな浮島があるそうですが、残念ながら、湿原内は木道以外に立ち入る事は禁止されてます。

 さらに湿原の奥に進むと、アキアカネやヒョウモンチョウなどの昆虫が飛び交い、ワタスゲやツマトリソウなどの花々も咲いていました。

 青さが美しい「ルリイトトンボ」が、コウホネの葉に止まる瞬間を待ちます。
 飛ぶ昆虫を撮影するのは難しいですが、息を殺して、ピントとタイミングを合わせて何とか撮影できました。
 
 湿原内には休憩場も座る場所も無く、飲食は難いですが、こんな素晴らしい自然の中で食べるおにぎりや水は、立食でも、ひと味もふた味も美味しく感じる事が出来ましたし、ずっと耳に心地よく聞こえる野鳥の大合唱は、まさに

「天空の楽園」
「極楽にでも来たかの様な美しい浮島湿原」

 と思いました。

 浮島湿原の木道は、40分から1時間ほどで周れるとされてますが、散々写真撮影や動物などを見ているうちに、2時間以上も滞在してしまいましたが、ぜひ「天空の楽園」とも言われている浮島湿原は、時間を取って訪れて頂けたらと思います。


〇アクセスなど〜
・旭川紋別自動車道の浮島ICから国道273号線を北へ(滝上・紋別方面)、浮島トンネル手前のダート道を右折。浮島ICから浮島湿原駐車場まで車で約30分(事前に滝上町観光協会HPなどで、場所の検索が望ましい)
・浮島湿原駐車場(無料)のみにバイオトイレあり。付近に売店や自動販売機も無いため、事前に飲食物は購入してからが望ましい。
・標高850mの高層湿原ですが、本州で言う1500m級の気候に匹敵するとされてます。急な天候悪化に備え雨具など持参し、また湿原までの木道は、雨後などは雨水が溜まっていることがあり、長靴が望ましいです。
・国道273号線からそれると、携帯電話はずっと圏外になります。ヒグマ対策も含めてツアー参加や、複数人で行くのが望ましいです。
・11〜5月は降雪や積雪のため、行くことはできません。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。
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