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緑の苔絨毯の上に咲き並ぶ“桔梗” の花々を愛でに!
2021年7月12日(火) 天候:くもり
京都東山の静かな寺域…『東福寺』の中門から日下門に向かう中間あたりに❝天得院❞があります。
山号は【萬松山 天得寺】で、臨済宗 東福寺派に属する寺院です。
南北朝時代の正平年間に≪無夢一清禅師≫によって開創され、『東福寺』の五塔頭の一つとして隆盛を誇ったと言われています。
その後、年と共に荒廃しましたが、中興の祖〚大機慧雄〛によって再興された...と、記してありました。
通常は非公開の寺院ですが、年2度…“桔梗”の花が見頃を迎える初夏と、秋“紅葉”の時期のみに特別に拝観する事ができます。
自然石に刻まれた❝天得院❞の寺標を右手にみながら『山門』をくぐります。
石畳の庭を進む...と、玄関(庫裡)の前に出ます。
庭園入口と書かれた木札が立っており、その方向に歩み寄ります。
中に入ると拝観受付があり、拝観料を納め…そして、ご本尊の【千手観音菩薩】にお参りを済ませてから庭を拝観します。
〖本堂〗前に広がる庭は、桃山時代の枯山水庭園で…建物の南側から西側にのびる長方形の地割れに石組みを巧みに配した庭で、一面を覆う瑞々しい緑の杉苔の上に凛として咲く青紫や白の“桔梗”の花…約300株が明媚な色彩で庭園を包み込んでいました。
縁側に敷かれた緋毛氈の上に腰を落とし、吹き抜ける初夏の心地よい風を受けながら‘ゆったり’...と流れる空気感を肌で感じながら目の前に観る枯山水の庭を心静かに眺めていました。
西の方に目をやると、趣のある❛華頭窓❜があり、その窓の向こうに見える西の庭には石灯篭が建ち…“桔梗”の花々が咲く緑の苔庭にアクセントが添えられていました。
また、庭の一角には咲き並ぶ青紫の花々とは違う趣を持つ白い“桔梗”が爽やかな姿で咲いていました。
落ち着いた静寂の空間に佇む花の寺❝天得院❞には数多くの人たちが拝観に訪れます。
庭園を眺める席(場所)は限られています。。。
後に来られた方に席を譲り、枯山水の庭に咲く“桔梗”の花々を目で追いながら❝天得院❞を後にしました(*^-^*)
特別拝観期間
初夏:6/25(金)~7/18(日) 初夏の拝観は終わりました
秋:11月中旬~12月上旬(今年の拝観日は未定です)
拝観時間:10:00~17:30
拝観料:一般(大学生以上)/500円・中高生/300円
小学生以下無料(但し保護者同伴)
お抹茶(和菓子付き)800円で戴けます。
アクセス
電車:JR奈良線・京阪電車『東福寺駅』から徒歩7分
バス:京都市バス・京都駅から208系統(D2乗り場)に乗り「東福寺道」下車~徒歩7分
車:マップコードでの案内:7 498 720*21
駐車場:寺院前に5~6台駐車可・無料(縦列駐車)
東福寺の駐車場も利用できます。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。