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大覚寺から初夏の炎天下を歩くこと30分、道も坂になってきて『もしかして迷ったかも?』と思った頃に祇王寺の道しるべが現れました。
平清盛の寵愛を失った祇王という女性が母や妹とともにお寺に籠ったという話は聞いたことがあったのですが、今回 大覚寺とセット券になっていたので足を延ばしてみました。
前もってあまりリサーチしていなかったので、受付を通り過ぎていきなり現れた苔庭に思わず目を奪われてしまいました! 有名な西芳寺にはとても及びませんが、ここも苔寺として知られているようです。竹林に囲まれたこじんまりとした庭は、ビロードのようにふんわりとした何種類もの苔で覆われていました。西芳寺とは違い、わずかな拝観料だけでさっと見られるので、あちこち回る京都観光にはお勧めなんじゃないかと思います。
草庵も同時に何人も入れないほど小さなもので、当時の物寂しい嵯峨野の雰囲気がよく伝わってきます。大きな丸窓からの庭の光がとても美しかったのですが、室内は撮影できず残念‥‥でもしっとりとしたこのお寺、短い滞在時間で十分に癒やされました。
《アクセス》
JR嵯峨嵐山駅より 徒歩20分
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。