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京都の中でもっとも歴史がある神社の一つ、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)、通称下鴨神社としてしられています。
京都三大祭りの一つ葵祭は有名で、世界遺産にも登録され、歴史と自然溢れるこの神社を私は何度も訪れています。
特に「糺ノ森 (ただすのもり)」と呼ばれる社叢林(しゃそうりん)は夏でもひんやりと涼しく、小川のせせらぎが聞こえる、散策には絶好の場所です。
今回は季節柄、下賀茂神社を有名にしている「梅」について紹介したいと思います。
葵祭の禊ぎなどに使われる御手洗川にかかる輪橋(そりはし)、ここに光琳(こうりん)の梅があります。これは、尾形光琳が描いた国宝「紅白梅図屏風」の中に登場した梅であり、時代を経てもなお人を魅了し続けるその姿をここで見ることが出来ます。
京都の梅の名所として名高い下賀茂神社ですが、梅としての見所はこの「光琳の梅」だけと感じるのは少し残念ですが、それでも京都でも最も歴史を感じる建造物と梅との調和は素晴らしく、これだけでも見る価値は十分にあります。
色々と素晴らしい文化や歴史、建造物を付せ持つ下賀茂神社。歴史学的にも観光的にも有名なものはたくさんありますが、もう一つ忘れてはならない私の大好きな祭事に「御手洗祭り」があります。
毎年7月の「土用の丑の日」前後に行われる別名「足つけ神事」ともいわれる「御手洗祭り」については、またその季節に紹介したいと思います。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。