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“しだれ梅”と、若緑の苔が美しい城南宮の『春の山』を散策!
2022年3月10日(木) 天候:晴れ
京の都を護る四つの方位神「平安京の南を護るのが城南宮の❛朱雀(すざく)❜鳳凰のような鳥」なのです。
因みに、「北を護るのが上賀茂神社の玄武(亀)」・「東を護るのが八坂神社の❛青龍❜」・「西を護るのが八坂神社の❛白虎❜」と言われ…その中心が平安時宮です。
開宛前に着いたのですが、第一駐車場はほゞ満車の状態で、神苑の受付前にも多くの人たちが列を成して並んでいました。
“椿”の宛路を進み『春の山』に向かうと、宛路には人、人、人の大渋滞になっており、撮影どころではない状態でした。
ただ神苑の『春の山』は、見頃を迎えたうす紅色や紅白の花を装った“しだれ梅”が春の訪れを告げるように色鮮やかに咲き誇っていました。
混みあうのを避けるため空いた枝道に進み暫くの間様子を見る事にしました。
人気の撮影スポットは常に混みあっており、人の流れが少し緩やかになった僅かな間を見つけて美しく咲き誇る数枚の景色を撮る事ができました...が、人の多さに梅にも人にも酔った気分にもなりました。
鮮やかに咲いた“梅の苑”少し進むと、人の流れも少しよくなり“しだれ梅”が描き出す簾のカーテン越しにも透かして観える人の流れを眺めながら‘ゆっくり’...と、歩みを進めます。
緩やかなカーブを描く宛路を順路に沿ってめぐって行くと、若緑の苔山に真っ赤な落ち椿が彩り、背景にはうす紅色の“しだれ梅”がカーテンのように広がる美しい景観に多くの人が立止まって眺められていました。
ここは、アマチュアカメラマンの人気の撮影スポットで、高性能の一眼レフと広角のレンズを構えて美しい風景を撮り収めていました。
私も順番を待ち‘パチリ’・‘パチリ’...と数枚を撮り、後ろの方に場所をお譲りしました。
色鮮やかな“しだれ梅”の花園を超え少し進むと、“椿”の樹々が茂り、その枝葉の隙間から差す木漏れ日が若緑の苔山を彩りその裾には数輪の落ち椿が脇役を演じているようでした。
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城南宮には五つの庭が造られています。
『春の山』から“椿”の花が咲き並ぶ宛路を進...と、池を配し、小川のせせらぎが聴こえる『平安の庭』があり、その庭では毎年4月の下旬に曲水の宴という雅な行事が催されます。
その池の辺…神楽殿の東側には見頃で清楚な“白梅”と華やかな“紅梅”が美しく咲いていました。
綺麗に手入れされた庭園『平安の庭』をめぐりながら順路に沿って∼・∼『室町の庭』⇒『桃山の庭』⇒『城南宮の庭』を眺めながら進みましたが、この三つの庭々は“枝垂れ桜”が咲く頃に訪ねて見たい...と、思う庭でした。
“しだれ梅”が見頃になるの心待ちにしていた私たち…その城南宮の神苑を存分に愛で楽しむ事ができました。
戻り道…名物の“椿餅(2個入)”を買い求め城南宮を後にしました(*^-^*)
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。