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年に数回ある、ライトアップを目当てに行ってきました。
道路から駐車場に入ろうとすると、すかさず小屋からおじさんが出てきて駐車料金500円を徴収されます。
ライトアップは7時くらいからで、ここは200メートルくらいしかないからすぐ見終わると言われました。
6時には展望所にも上がれなくなりますといわれました。
ライトアップの時間まで時間を潰せますかねぇ・・・みたいな。
ならばもう一つの菅沼の集落で時間をつぶそうかと思って訪ねたら、もう終わりましたといわれました。
仕方ない、とりあえず入りましょう。
駐車場はそう広くはなく、30台くらいでしょうか。まだ明るい5時では5台ほどしか車は止まっていませんでした。
まず駐車場から山の展望所へ続く田んぼの中のあぜ道を登っていきました。最初は田んぼですが、すぐに山道になります。
そこにはつい最近観光客が熊に襲われたという注意書きが!!
まぁこの景色を見れば普通に熊の生活圏内だろうなと思います。
熊に出会ってしまったら熊にも人にも迷惑がかかるので五感を研ぎ澄ませて進みます。
すると、すぐに五箇山と言えばこの景色、という合掌造りの家が寄せ集まった景色が見えました。
熊が出てきたら怖いのですぐに山道をおり、集落に入って行きました。
合掌造りの建物は民宿になっている所が多いようです。田んぼや畑やきれいな花も植えられていて、タイムスリップして昔の田舎の町を散策している気分です。私にとっては珍しくても、合掌造りの家で普通に生活(洗車)されている方もいたので、ジロジロ見るのは気が引けました。
一通り集落を回っていると夕方なのでどこからともなく煮物の匂いとかしてきて、お腹が空いてきました。
ライトアップまでまだ1時間近くあるので、おいしいそばでも食べて待ちたいところです。
ところが集落の真ん中辺りの合掌造りの建物は明らかにお店みたいですが、閉まっていました。
ライトアップ期間なのに、夕方からはお店が一軒もやっていないのです。
建物をただ見て歩くだけでは、やっぱり2時間は持ちませんでした。
仕方なく駐車場に戻ってベンチに座って暗くなるのを待ちました。
そうこうしているうちに、どんどん駐車場に車が入ってきてすぐにいっぱいになりました。
薄暗くなってから、もう一度山から集落を見下ろしに行きました。今度は人が多くて、みなさん崖っぷちに立派な三脚で撮影しているので写真を撮るのも大変でした。
ライトアップされた集落もきれいでしたが、熊の出勤時間かも知れないので早々に集落に戻りました。
ライトアップされた集落を見ていると、雪で覆われた景色も素敵だろうなと思いましたが、ここに来るまでの山道が心配で生で見るのは難しそうです。
帰りに駐車場を出て行く時、また小屋からおじさんが出てきて、おじぎをして見送ってくれました。
こちらこそ、ありがとうございました。という気持ちで五箇山を後にしました。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。