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五山送り火は、毎年8月16日に京都府京都市左京区にある如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火。
宗教・歴史的な背景、お盆の8月16日に開催されることから「大文字の送り火」としての認知が高いようです。
まさに、京の夏の夜空を焦がす名物・伝統行事。多少の雨風でも中止、順延がされないことでも有名ですよね。
そのスケジュールと実施場所は、毎年8月16日に
「大文字」(京都市左京区浄土寺・大文字山(如意ヶ嶽)。20時00分点火)
「松ヶ崎妙法」(京都市左京区松ヶ崎・西山及び東山。20時05分点火)
「舟形万灯籠」(京都市北区西賀茂・船山。20時10分点火)
「左大文字」(京都市北区大北山・左大文字山。20時15分点火)
「鳥居形松明」(京都市右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山。20時20分点火)
以上の五山で炎が上がり、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされます。
2019年は、前日まで台風10号が西日本を縦断、その開催そのものが危ぶまれましたが、当日はその台風も無事通過。相変わらずの蒸し暑い天気ではありましたが、雨にも降られず、まずまずの天候で無事開催されました。
私の今回の投稿は、その五山送り火総論の紹介というよりは、実際観光する場合「どこでどの山焼きを見るのが良いのか」。その一つのご提案と思って下さい。
観光ガイドなどを見ると、最初に点火される「大文字」を河原町近辺の鴨川河川敷、または鴨川デルタ近辺にて、が一般的です。
もちろん「大文字」を見るには問題ありませんが、大変な混雑の中で見る覚悟がいりますし、「大文字」しか見ることが出来ないという欠点があります。
そこで私がお勧めする場所は、京都市北区出雲路松ノ下町の鴨川に掛かる北大路橋及びその近辺の河川敷です。地元では有名なスポットで、それなりに混雑はしますが、何と言ってもこの場所からは、「大文字」「舟形」「左大文字」を見ることが出来ます!
※ネットの情報では「妙」も見えるそうですが、私はわかりませんでした。
※北大路橋の上では立ち止まって見学することは出来ません。警備員に注意されます。
そしてもう一つのメリットは、私のような観光客にとって交通の利便性があります。
この場所、京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅から徒歩10分程度です。
なので、送り火終了後、京都駅まで地下鉄1本で行くことが出来ます。
※但し大変な混雑は覚悟しておいて下さい。
五山送り火を見る動機、目的は人それぞれ色々だと思います。
また、特定の山焼きを一つ、近くで見たい場合は、それぞれのスポットがあると思います。
たびたび訪れることが出来ない、私のような観光客にとっては、まずは全体の雰囲気を堪能したい。そして出来れば複数の山焼きを見たい。そして利便性を考えると、とてもお勧めできる場所です。
一度京都五山送り火を見に行きたいと思っている方の参考になれば幸いです。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。