おかえるさんの氣多大社に対する口コミ

縁結びのパワースポットとして全国から参拝者が訪れる気多大社は、金沢から車で１時間ほど。のと里山海道を通って柳田で下り、しばらく走ったところにあります。

毎月１日は「ついたち結び」と言って無料で縁結び祈願が受けられます。
という事で、１２月１日が休日と重なったので、早起きして足を運んでみました。
駐車場に到着したら、なんだか周りの人たちの格好が皆さんスーツ姿で…。普段着だった私たちは少し躊躇しました。でも行くしかありません。
予想はしていましたが、８時前に到着したにもかかわらず、ものすごい行列です！！
普段でも一日が休日だったら混雑すると思われますが、今回は特別です。
400年以上前から神域として立ち入りが禁じられてきた国の天然記念物の「入(い)らずの森」に１ヶ月限定で入れるようになった初日だったからです。普段は年に１度、大みそかに宮司のみが入ることを許されたこの森は、昼なお暗く、鳥が種を落としても成長できなかったらしいのですが、最近では環境破壊により巨木が倒れ、明るくなった森には生えるはずのないヤツデなどが生え、森が守れなくなってきているそうです。その現状を知ってもらうため、12月1日から１ヶ月限定で参拝者に公開される事となりました。

入らずの森に入れる、と言っても自由に森の中を歩き回れる訳ではなく、本殿にてお祓いを受けた全員で本殿すぐ裏の「入らずの森」の前まで行き、木の門を通り（ここで門は閉じられます）、数人ずつ更に奥の門を通って数メートルだけ森に入り、宮司さんの指示された方に向かって二礼二拍手一礼をしてまた門を抜けて出て、全員が終わったら、また最初の門から出して貰えるという感じでした。
歩く所は全てゴザが敷かれて植物の種などが入り込まないようになっており、写真などの撮影も出来ません。外側の門から中の門の様子は見えません。

森の中ではとにかく「無の境地」でしたが、自分の番が終わってほかの参拝者の方を待っている間は我に返ってとにかくこのありがたい「気」を吸収しようと手を広げ、深呼吸を繰り返しました。

今回１日が休日でしたので気多大社に行ってみよう！と気楽に向かったのですが、帰ってから改めてＨＰを確認してみると、
※男性は背広・ネクタイ、女性はスーツ等フォーマルな服装でお願いします。
と記載されていました。普段着は私たちだけではありませんでしたが、恥ずかしいというか、罰当たりだったなと反省・・・。

「入らずの森」の公開は12月1日〜12月31日までの１ヶ月限定。
受付は午前8時半から午後3時まで。
祈願料三千円を払い、「気（き）の葉祭（まつり）」に参列した人が対象。