山吹の里歴史公園

春は世界無名戦士之墓の桜、そして山吹の里の黄色い花々が咲き誇る越生の名所。

■概要
その昔に太田道灌が越生のある家に雨宿りにやってきて「笠かして」と頼んだら家の子が山吹の花を差し出した。
「花じゃない。笠貸してって言ったのに。意味わかんね」
と太田道灌は笠を借りずに帰った。
家で「聞いてよ。変な子おったのよ」
と家臣に一日の出来事を話したら、
「その子、博識です。後拾遺集から例えてます！」
と説明を始めた。
「山吹は花は咲くけど実はならない。うちは貧乏で花はあっても実（笠）はないと例えたんですよ！あったまいー！！」
「ええ！？マジで？！粋だね！！てか、自分は子供以下の知識しかないの！？」
学のないことを恥じた太田道灌は歌道を勉強し始める。
その逸話を形にした公園が山吹の里歴史公園である。
太田道灌ゆかりの公園である。

■感想
公園をずんずん突き進むと階段があって低山ハイキングが楽しめる。
眺めがとてもいい。
越生駅は山と山の間の平地にあるのが良く分かる。
対面に世界無名戦士之墓の白い建物がよく見える。

太田道灌の名前は23区でも良く聞く。
まさか越生でも聞くとは思わなかった。

調べると太田道灌のパパが隠居したのが越生。
太田道灌誕生の地が越生であるようだ。

太田道灌は関東のあちこちで活躍してるらしく、
ゆかりの地はたくさんある。
そのゆかりの地の自治体が協力して大河ドラマ作成の署名活動をしているそうだ。
山吹の里歴史公園にも署名があった。

「大河ドラマ作ってくれたら日本中の町おこしになるよ！」
「この歴史を埋もれさせるな！」
と熱い情熱が署名にはこもっていた。
うまくいくといいなあ。
何せ日本全国が経済活動低迷で疲弊している。

山吹は4月5月が季節なので桜が終わったら咲き始めるころ。

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