妙音沢特別緑地保全地区

初めて水温を試してみたが12～13度ぐらい？
皮膚の色が変わるほど冷たくて驚いた。
一年中この温度らしい。
熱い手を浸すと体温がぐんぐん下がっていく。


■概要

妙音沢は湧水地である。
黒目川沿いの急斜面の雑木林内に水源がある。
平成の名水百選。

飲用に適してはいないが不純物の少ない清流。
沢蟹やツムリやその他が生息している。
恐らく自然動物が糞尿を垂れ流してもいるだろう。
自然とはそういうものだ。
飲んじゃいけないと本能が言っている。


毎分1000ℓと豊富に湧き出るが使い道がない。
水源から約100ｍ離れた黒目川に即放流されている。
どぼぼぼぼぼぼ。



■感想


●妙音沢は避暑地

夏、明らかに気温が違う。
涼しい。

川面で空気が冷やされているからか。
木々に覆われて日陰になっているからか。

諸々の理由により妙音沢は涼しい。
市場坂通りより5℃は低い気がする。



●水辺で戯れるキッズとドッグ

半年ぶりにやってきた。
前に来たのは一年で一番寒い2月頃。

市場坂キツネノカミソリの里を見学した後、熱がこもってフラフラした。
これはヤバい。
すぐ近くの妙音沢に涼を求めにやってきたが大正解だった。


地元のキッズらが遊んでいる例に倣い、手足をぶっこんで冷やしたおかげで熱中症を回避できた。
ぐんぐん体温が下がって快適。


とても冷たい水なので基本的に手足ぐらいしか浸けられない。
ドッグですら腹を付けるのを嫌がって頑なに拒否していた。
体温がめっちゃもってかれる。


夏場はずっとここで手足を浸かってたい。
とっても素敵な場所だった。
まるで天国。



●みんなすぐ帰る

利用してるのは地元民ばっかり。
手足冷やして20分、30分ですぐ帰る。
冷えすぎるのだろう。

人がいなくなって落ち着いたころ、ちょっと歩き回ってみた。
木々が鬱蒼としたところは蚊が多い。
水辺は蚊はまったくといっていいほどいない。
何が違うんだろうか。
不思議だ。

なんと、妙音沢旗桜という新種の桜が生えてる。
ここでしか生えてない。
本数は少ない貴重な桜だよ。

■概要
埼玉県新座市にあるカタクリやイチリンソウなどの自生地。
近くの墓地（ここも緑地に入ってる。）には絶滅危惧種であるキツネノカミソリの一面の自生地がある。
春から初夏にかけて貴重な植物の花が拝める。



■感想
キツネノカミソリの自生地が新座にあると聞いて場所の下見に来た。
開花期間には大勢の人が鑑賞に来て混雑するそうだ。
ウロウロしてたら地元の人が「季節にはオレンジ色で凄いよ。あっちよ」と教えてくれた。

確認を終えて川を伝って散歩していたら偶然にも妙音沢にたどり着いた。
棚から牡丹餅。

湧き出る水量が毎分1000ℓと豊富。
沢蟹もいるそうだ。
「飲めるの！？」
と思ったが飲めないって。
でも透明度が高くてとても水が綺麗。

夏は木陰と避暑を求めて定番の散歩コースらしい。
歩道は手入れが行き届いて歩きやすい。
10分もあれば木橋コースは制覇できる。

春には川沿いの桜並木を鑑賞がてら歩くのもいいかもしれない。

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