あなたはこのクチコミが参考になると思いますか?
252名が参考になると回答しています
天平時代と言いますから8世紀の頃、奈良の都で藤原家の娘として生まれた「中将姫」の曼荼羅で有名なお寺です。
彼女が5歳の時、母を亡くします。父は後妻を娶りますが、この継母が中将姫をいじめるのです。
今でいう虐待ということになります。今なら児童相談所や警察が保護してくれますが、当時はそんなものはありませんので周囲の助けを借りて14歳の時に雲雀山へのがれます。
そこで称賛浄土経を1000巻も写経したとか。そして16歳の折、夕日輝く西の空に阿弥陀仏と「極楽浄土が見えたのです。
あの仏様にお仕えしたいと思った姫は二上山麓の当麻寺にやってきましたが、女人禁制の寺で入門が許されませんでした。
彼女は門前で、石の上で一心に読経します。数日後、その石には彼女の足跡が刻まれたのですが、これを見た住職は女人禁制を解き迎え入れたのですが、この石は今も境内にあります。
その後尼僧となった彼女にお告げがあったりして色々あった結果、曼荼羅を織りあげたのですが、その図こそ彼女が見た極楽の世界だったのです。これが国宝 當麻曼荼羅ということです。
当麻寺は元々弥勒仏のお寺でしたが、曼荼羅の寺として有名になったのです。
★
大阪から二上山を越え奈良に入ったところに当麻寺があります。
近鉄 当麻寺駅から歩いても15分くらいです。
車の場合は当麻寺周辺の民間駐車場を利用しますが、終日500円とか、1時間200円のコインパーキングなどがあります。
境内は、写生とスケッチは禁止となっています。お堂の中は撮影も禁止と入口に書かれています。
※この観光スポットの感想クチコミは各投稿者が経験した体験を基にした個人的な意見であり、【たびかん編集部】のものではありません。