鳴子温泉郷は「鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉」の5つの温泉地の総称。宿泊した鳴子温泉へは陸羽東線 (りくうとうせん)の奥の細道 湯けむりラインで行き鳴子温泉駅で降りました。
駅から向かう鳴子峡は大谷川に浸食されてできた深さ約100mの大峡谷。紅葉シーズンには鳴子温泉駅からバスが出ていますが、シーズンオフだったのでタクシーで5分ほどの観光拠点となるレストハウスに向かいました。
鳴子峡には大深沢橋という大きくて美しい橋があります。
レストハウスの廻りには展望台がいくつかあり、周りの緑にくっきりと浮かび上がる大深沢橋が一望できました。
続けて鳴子峡遊歩道を歩いて大深沢橋の下まで行くことにします。鳴子峡レストハウスを出発すると、まず目に飛び込んでくるのは、深く切れ込んだV字の峡谷と、そこに寄り添うように広がる原生林です。鳴子峡レストハウスから大深沢橋の下にある回顧橋(みかえりばし)まで片道350m。わずかな距離ですが、遊歩道に入ると、けっこう急な川の流れ、木々の香り、これらは展望台から眺めるだけではわからない、身体で感じる鳴子峡の魅力と思いました。
遊歩道は適度に起伏があり 苔むした階段あり、歩くほどに峡谷の深さや自然の力強さが実感できました。
やがて視界が開け、回顧橋へと近づいてくると峡谷の迫力はさらに増します。橋の手前では、切り立った岩壁が間近に迫り、自然が長い年月をかけて刻んだ造形美をじっくりと味わえました。そうしてたどり着いた大深沢橋(の下)。見上げる橋の鉄骨が力強く印象的でした。
来た道を戻って、レストハウスをぐるりと回り大深沢橋の上に来ました。橋の上に立つと、眼下には荒雄川が流れ、両岸の岩壁が迫りくるようにそびえ立ちます。ここは鳴子峡の象徴的な景観のひとつであり、歩いてきたからこそ、そのスケールと奥行きをより深く感じ取ることができます。橋の上から、見下ろす鉄橋のトンネルから電車が顔を出したところを写真におさめて小さくガッツポーズ。満足して橋を後にしました。