渡来人歴史館

滋賀県の中をあちこち行っていると、ハングル文字の看板のある神社があったり、外国から来た技術者が作ったという石垣があったり…こんな海から離れた土地でも海外との交流があったんだなーと興味を持っていました。
今回、こちらが『関西文化の日』イベントの無料公開施設に含まれていたので、ちょっと訪ねてみました。

琵琶湖に近い国道1号線沿いに目立つ看板を掲げた、3階建ての小さな博物館。
1階は受付だけの造りで、上品な女性の方が親切に案内してくださいました。2階が主な展示室で、日本書紀の時代からの朝鮮半島や中国との交流が紹介されています。滋賀県の古代豪族の三割は渡来人系の人々だったとか…。彼らにゆかりがある寺社のリストには、百済寺、金剛輪寺、石山寺など有名どころがいくつも含まれていて、意外な発見でした。

湖西地方では邸の跡を発掘するとオンドル（韓国で今も使われている床暖房システム）の石組みが出てくるそうで、近くの大津市歴史博物館の野外にも一つ、移設展示されていました。
これから寒くなる季節…日本の家庭にも韓国並みに床暖房が標準装備だったらいいのになぁと思います(*^^*)

《アクセス》
JR大津駅より 徒歩5分
名神高速道路 大津ICより3分

《休館日》
月・火曜日

《料金》
大人 200円

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