トルコ記念館

　明治２２年９月。トルコの軍艦エルトゥールル号が紀伊半島南端の和歌山県串本町の大島で座礁し、５００名を超える乗員が犠牲となったが、大嶋村民が６９名を救助、手厚い看護をした。
　以後、トルコと串本町は姉妹都市となり、友好の証として建てられたのがトルコ記念館だという。

　私自身、仕事の関係で何度か訪れ、また知り合いの外務省関係の方もトルコからの要人が来られると、大阪から車で駆けつけるという姿を何度も見た。

　知らなかったのは、イラン・イラク戦争時、テヘランに取り残された日本人を日本国が救助しなかったのに、トルコが救援機を飛ばして助けてくれた事実。

　「真心には真心をもって返す」という姿勢に感動をおぼえる。

　危険な空域に救助機を派遣したのは、「エルトゥールル号の借りを返しただけ」と言う。あらためてトルコとの国際関係を見直した。

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　大阪市から、阪神高速、阪和自動車道等を乗り継いで和歌山県周参見まで高速道路がつながっているので、随分行きやすくはなった。

　国道４２号で、さらに南下すると右手に太平洋を眺めながらの快適なドライブとなる。
　
　紀伊半島南端部に差し掛かると、潮岬西入口という交差点があるが、これを通り越して、潮岬東入口を右折する。
　すぐに左手に「水門まつり」というレストランがあって、休憩、手洗いが可能。

　ここから数百メートルで、浅海交差点があり、左折すると、そのまま紀伊大島へ渡る橋となっている。

　あとは道なりに、紀伊大島を横断するように端から端まで走ると、道路は行き止まりになって、右側に広い無料駐車場がある。トイレは駐車場中央部に設置されている。

　ここに車を置いて綺麗に舗装された広い道を灯台方向へ少し歩くと右側に記念館が建っている。

　さらに進むと、遭難記念碑があり、突き当りは灯台となっている。

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