京都の花街 宮川町

宮川町は京都市東山区の町丁。宮川筋二丁目から六丁目までが花街とのこと。

京都には、八坂神社の門前に「祗園甲部」「祗園東」、鴨川の流れに沿って「先斗町」「宮川町」、そして北野天満宮の近くに「上七軒」と5つの花街があり、総称して京都五花街といわれています。
京都の花街は江戸時代から続く、歌舞、音曲（おんきょく）のたぐいを専門とする芸妓、舞妓がお茶屋の座敷でお客に芸を楽しんでもらう場所で、花柳界ともいわれています。

その沿革は、出雲阿国の歌舞伎踊りの時代から始まり、当初は遊女が接待をしたり、若衆歌舞伎の小屋と茶屋が立ち並ぶ花街だったそうです。

現在は芸妓一筋の花街で、毎年春には『京おどり』が上演されます
1999年宮川筋3丁目から6丁目の一部、西御門町にかけて祇園町南歴史的景観保全修景地区に指定されました。

地名の由来は、四条以南の鴨川が八坂神社の神輿洗い神事が行われるために宮川と呼ばれていたことなどにちなむと伝わっているそうです。

伝統と格式を重んじる花街では、一年を通して種々の行事が行われます。
主な行事としては以下の日程で行われます。
1月 始業式（宮川町歌舞練場付近）
1月 十日ゑびす大祭の「のこり福」（ゑびす神社）
2月 節分（八坂神社での奉納舞踊）
3月 京おどり（宮川町歌舞練場）
6月 五花街合同公演（南座）
7月 祇園祭 の花笠巡行
8月 八朔（宮川町界隈）　芸妓や舞妓が芸事の師匠やお茶屋に「おたのもうします」と挨拶回りをする。
10月 みずゑ会（宮川町歌舞練場）
12月 顔見世総見（南座）
12月 事始め（宮川町界隈）

今もなお遊郭時代の建物が残る歴史ある街です。
夜になると、舞妓さんに会える街として、多くの人が訪れます。
私は午前中に訪問したので、人通りもほとんど無く、静かな町並みを散策できました。
格式のあるお店は、夜はちょっと手が出せないけど、ランチならリーズナブルに楽しるお店もあるそうです。


所在地郵　京都市東山区宮川筋4-306
正式名　　宮川町
交通アクセス　京阪電車「清水五条駅」下車、徒歩7分　市バス「河原町松原」下車、徒歩5分

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