飛騨美濃せせらぎ街道

せせらぎ街道とは、郡上市と高山市を結ぶ全長約65kmのドライブコースです。
時間にすると、のんびりと車窓を楽しみながらおよそ90分。
郡上八幡を起点として吉田川、馬瀬川、川上川に沿って、飛騨清見まで北上します。
路面はしっかりと整備されていて、急なヘアピンカーブや信号が少なく、初心者ドライバーでも安心。
郡上八幡の城下町に始まり、雄大な自然を満喫できる明宝の高原地帯を抜け、白樺やカラマツの森に囲まれた西ウレ峠へ。

四季折々に変化する景色が一年を通して楽しめるドライブコースですが、私が今回訪れたのは10月下旬、そうです紅葉を楽しみに行ったというわけです。

10月中旬から11月上旬にかけて、紅葉が街道沿いの山々を鮮やかに染め上げますが、街道始点の郡上八幡から飛騨清見までは700mの標高差があるため、最も標高が高い西ウレ峠から、長期間にわたって紅葉のグラデーションを楽しめるのがここの魅力。

私が今回せせらぎ街道で途中立ち寄ったのは以下の場所になります。

●道の駅明宝（磨墨の里公園）
東海北陸自動車道郡上八幡IC下車し、せせらぎ街道へ。
最初に訪問したのは、せせらぎ街道でも標高の低い道の駅明宝（磨墨の里公園）。
ここの紅葉の見頃は例年11月中旬ということで、紅葉は5分の色づき。
紅葉としては物足りないですが、今回の目的は明宝ハムを中心とした道の駅のグルメ。
もちろん磨墨の里公園の川のせせらぎと紅葉も楽しむことが出来ました。

●道の駅パスカル清美
だいぶ標高も高くなり、広大な道の駅の敷地内は紅葉で赤く染まっていました。
もちろんここのグルメも堪能することが出来ました。

●こもれび広場～西ウレ峠
高山と郡上八幡を結ぶ通称せせらぎ街道の最高地点にある峠。
標高1,113ｍ、太平洋側と日本海側の分水嶺、すなわちここから川の流れる方向が変わります。
スケジュールの関係で遊歩道での山の散策はしませんでしたが、さすがは1000ｍ越えの標高、10月下旬で広場の紅葉は見事でした。

●おおくら滝遊歩道
県立自然公園に指定されているおおくら滝。百滝と呼ばれる大小の滝やくぐり岩などの奇岩を巡りながら最上部の大倉滝までを散策できる遊歩道が完備されています。
今回の旅行では、この場所の紅葉を一番期待していたのですが、投稿写真でも紹介している通り、遊歩道の入り口には「熊出没注意」の看板。
しかも遊歩道周辺には誰もいません。このご時世やっぱり怖くなって遊歩道入り口で引き返しました。

今回の旅の総評として、さすが有名な「せせらぎ街道」、飛騨・美濃紅葉33選に選ばれ、その標高の高低差による紅葉の進み具合のグラデーションの美しさは、思わずため息が出るほどの絶景でした。

住所 岐阜県高山市清見町三日町から大原
絶景ポイント　こもれび広場、大倉滝、平滝
周辺の観光施設　道の駅パスカル清見、森林公園おおくら滝、ウッドフォーラム飛騨など
紅葉の見頃：10月中旬から11月上旬
アクセス 東海北陸自動車道　郡上八幡インターチェンジより国道472号線高山市方面へ車で30分

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