巨大な観音様と巨木が境内にそびえる寺。
赤羽にこんな大きな寺があったとは知らなかった。
<巨木のある寺である。赤羽のこんなところがあったのか。>
■概要
赤羽の食肉センターで45分970円の焼き肉を堪能し、腹ごなしのために赤羽水門を目指して歩いている途中で発見。
なんかデカい観音様が見える。
<焼き肉食べて腹ごなしに岩淵水門のイタドリを見に行く途中で発見。>
門扉を見ていて「大根?!」と気になったので突入した。
赤羽大根とか売ってるかもしれない。
大根。大根。大根。買うぞ。
大根は売ってなかったがピアノの生演奏をやってた。
大根が何者かは分からないまま、謎だけが取り残された。
<大根ばし?知りたい。いったい何者なんだ。大根と寺が何の関係があるんだ。>
■感想
観音様が愉快なお顔をしている。
おたふくというかおかめさんというか、美形ではない。
また等身の比率的に頭がでかい。
美よりも個性が際立っている。
<観音様もこの系統の顔をしている。美形ではない。のぺっとしているのが特徴。>
<巨大な観音様。のぺっとした顔をしてらっしゃる。このお顔はなかなかない。>
奈良仏教のアルカイックスマイル系統顔ではない。
土着信仰の影響が強いっぽい造形美をしている。
それか仏師の個性が強い顔だ。
大根が目当てで見学に来たが面白い観音様が見れたとホクホクしていたらお堂からピアノが聞こえてきた。
<生ピアノ音が聞こえてくる。誰かが弾いてる。>
BGMを流してると思ったら曲が突然変わった。
テンポの変わり具合から録音ではないらしい。
お堂に足を向けた。
ピアニストがピアノを弾いていた。
ストリートピアノを無料開放、登録制で誰が使ったか分かれば弾き放題だそうだ。
おお、これは凄い。
<ストリートピアノ。装飾がすごい。岩淵の水門の赤門と青門である。>
<黄金に輝く観音様。観音堂にピアノは設置されている。>
以前、個人開業のレストランで食事した際にネギが飛び出たスーパーの袋を床に置き、見事に店内ピアノ弾いてる男性客がいたことを思い出した。
食事中のBGMにみんなが「(おおっ…!)」と喜んでいた。
場んでっとさんはネギは好物だ。
ピアノも好きだ。
好きと好きが合わさると好きの自乗で強くなるものだ。
ホテルのラウンジでフリーピアノが開放されていた時期、音大出身の学生っぽい人らが交代で遊び弾きしてティータイムを盛り上げていたのも思い出した。
舞台が整ってると実力と自信を兼ね備えた人間でないと弾けないものだ。
寺ピアノのリアル聴衆は多くないが…メイン聴衆はなんとyoutube。
防犯を兼ねてリアルタイムで演奏映像を撮って流しているという。
「弾いてみない?」
とお誘いされたがカスタネットしか無理だと辞退した。
ピアノが弾けてピアノを欲しているなら無料の練習場のようなものだ。
広い境内にピアノの音がこだまする。
とても面白い試みなので情報が広まって欲しい。