令和8年7月18日(土曜)~令和8年8月30日(日曜)
季節の展示 夏「ちょっと怖い絵」展示中。
江戸時代の版本から幽霊・妖怪の出てくる場面を紹介。
■概要
市立市川歴史博物館と市立市川考古博物館は徒歩1分以内に隣接している。
観光する場合はセットで回るとお得。
考古博物館は先土器時代〜平安時代を扱う。
歴史博物館は中世(主に10世紀後半)以降から昭和までの歴史・文化・民俗資料を展示している。
両館は堀之内貝塚公園内にある。
両館とも入場無料。
■感想
●市川市という土地
市川市は千葉県の人口約50万人規模の都市である。
都心(東京駅など)から約10〜20km圏内で、JR総武線快速で東京駅まで約15〜20分とアクセスは非常に良好。
チーバくんの「くち(口元)」あたりに位置する。
(市川市公式の「いちかわ検定」でも市川の位置は「くち(北西部)」が正解選択肢として出てくる。
チーバくんのデザイナー(坂崎千春さん)は市川市出身。ここもポイントである。)
大きく北部(山)と南部(海)に分かれる。
下総台地と呼ばれる形状をしていて北から南へやや傾斜した地形になっている。
北部は梨栽培などの農業や緑が多い山。
南部は標高2m程度の平坦な低地(東京湾臨海部)で、京葉工業地帯の一翼を担いつつ住宅地が広がっている。
発展してるのは海側で山側は開発はあんまりしてない。
●博物館があるのは北部(山)、なのに貝塚がある
大昔、今より海がずっと近くにあったという。
現在、標高約22〜23mの台地(尾根状の場所)。
隣り合う堀之内貝塚からは食べた後の貝がざっくざく出てきた。
博物館の中にやたら海の展示があるのだが、昔は海だったこと、そして市川市南部は海だということに関連しての歴史だと知ると感慨深い。
中でも第二展示室。
塩づくりの展示が場んでっとさんの目を引く。
市川市行徳は関東地方最大級の塩の生産地だった。
塩が作られる工程と、使用された道具類を展示している。
場んでっとさんは海辺の出身である。
曾祖父母の時代は製塩でがっぽがっぽ財を成していた。
この血肉の一部は塩で成っている。
「おお…千葉で製塩に出会えるとは」
なつかしさいっぱいである。
行徳特有の「笊取法(ざるとりほう)」という方法も解説している。
海辺の風水害が多く、狭い面積を有効に活用して濃い塩水を作る工夫が特徴だという。
遠く離れた地でも文化を通して故郷を感じ取れる。
良い展示だった。